忙しいパパ必見!パパだからこそできる心の知能指数「EQ」を育てるテクニック その1
育児に奮闘する皆さま
今日もお疲れ様です。
作業療法士として働きながら、双子育児に奮闘している双子パパのohyamakです。
前回「心の知能指数「EQ」を育てると子供は成功する - パパの助けになる子育て教室」についてまとめてみました。
心の知能指数「E Q」が低いことによって起こる問題は、「ネガティブな感情によって行動できない」ことや「相手の感情に気づかず輪を乱すこと」が挙げられます。
今回は、心の知能指数「E Q」を育むための方法について「ネガティブな感情によって行動できない」を解決する方法を紹介します。
実は仕事に忙しいパパほど、このテクニックをしようする事で、子供は安心感を覚えたり、自分を肯定できる様になったり、将来のメンタルが安定することにつながります。その効果を出すためには、1日中子育てを頑張って、子供さんに接しているママには不可能な方法です。
パパとして、子供さんとの接し方に悩む方には必見です。
- ネガティブな感情に強くなるためには、受け入れることを覚える
- ネガティブ感情を受け入れるための「AEAREテクニック」とは?
- パパが使う「AEAREテクニック」は子供の心の知能指数「E Q」を育むのに有効
- まとめ:忙しいパパだからこそ「AEAREテクニック」の効果は倍増する!
ネガティブな感情に強くなるためには、受け入れることを覚える
何か嫌な事があると目を逸らしたくなったり、考えない様にしようとしますよね。
実は、考えない様にするだけでは効果がありません。むしろ逆効果です。
皆様も経験があるかも知れませんが、「昨日の失敗について考えない様にしよう」と思う事は、「昨日の失敗」という「嫌な気持ち(ネガティブな感情)」をその都度思い出していることになります。つまり、考えない様にということを考えています。
そうすると、どんどんネガティブな感情に脳が触れてしまい、メンタルが低下していきます。
人は、解決が困難な問題や先の見えないことに強い不安(強いストレス)を覚えると言われています。「昨日の失敗」の解決法やそこから派生する信頼関係などの予測が立たないままでは、いつまでも不安を抱えることになります。
最初のステップとして大切なのは、「昨日の失敗」を受け入れ、向き合うことです。そこから気をそらしたりするテクニックを使う方が効果的です。
ネガティブ感情を受け入れるための「AEAREテクニック」とは?
■Accept(不安を受け入れる):まずは、自分の不安な思考や感情が存在することを受け入れましょう。例えば、「誰にでもある普通のこと、自然なこと」の様に考えます。
■Wacth(判断せずに観察する):良い悪いの判断をせずに不安を他人事の様に眺めます。例えば、「昨日のこの場面でこういう行動をしたから失敗したな。その時にこんな感情を抱いていたな。」とあるがままの様子をそのまま観察します。経験もあるかと思いますが、不安は意外と時と共に薄れる事が多いです。そういうものだと知っておくのが大切ですね。
■Act(不安を抱えたまま、不安が無いかの様に振舞う):不安を抱えたまま平然とした態度で行動します。不安は消えていないので、不安を抱えている事が普通だと認識して克服したかの様に振る舞う事が大切です。
■Repeart(上の3ステップを繰り返す):何度も不安な思考や感情が起こってくるものです。その度に上の3ステップを可能な限り繰り返す事がポイントです。
■Expect(現実的な結果を期待する):上の4ステップを繰り返してくると不安な思考や感情以外の部分に目を向けれる様になってきます。現実で起こりうる不安を予測して、不安はあるけど行動する事が大切です。例えば、「昨日の失敗」によって「信頼関係が崩れる事が不安だった」という事であれば、「信頼関係が崩れたかを判断する場面を想像し、可能な限りそうならない様に行動する」事が大事です。「目を合わせない様にする」とかその人と距離を置くなど、手軽な解決方法を選ばない事がポイントです。
パパが使う「AEAREテクニック」は子供の心の知能指数「E Q」を育むのに有効
子供自身が上記のテクニックを習得する様になるのは、中〜高校生くらいにならないと理解ができないかも知れません。
ですが、子供がイライラしてたり、泣いていたり、不安定な時は、パパがそっと上記のテクニックをなぞるように声をかけてあげましょう。
子供は自分の感情を客観的に感じたり、そこから起こる未来予測はできません。そのための人生経験がないからです。
そのまま使うと書きましたが、子供が自分の感情に向き合う土台作りが超重要です。
ポイントは、
- 不安な時はそばにいている感を作る
- 復唱してあげる
この2つを意識してください。
具体的には、
- 子供が話すまでそばで静かに待つ(可能なら抱っこで待つ)
- パパの方を向かない時は、少し離れて静かに待つ
この子供のペースに合わせてあげることどんな感情の状態でもパパは味方であるという姿勢が超重要です。子供は嫌な感情を抱いている時にもパパは常にそばにいてくれるという安心感を覚えることで、「失敗しても大丈夫」「何かにチャレンジしよう」といった自己を肯定した行動を身につけていきます。
そして、忙しいパパこそ必見。忙しいパパが寄り添うほどに子供は、「いつも忙しくても自分が困った時はいつもそばにいてくれる」と強い安心感を覚えてくれます。
たまに、忙しくて育児を手伝わず全然家にいないのに、困った時にはパパに子供が集まったり、めっちゃ好かれているパパがいてますよね。おそらく自然体でこれをやっているんでしょうね。
なので、必ずそばにいてあげてください。
そこで話し始めたらしっかり聞いてから、
- 子供の話すことを復唱してあげること
不安を受け入れること、あるがまま捉える必要があるので、いきなり「どんな感情だった?」とか「こうすればよかったね?」と話してしまうと自分を否定された様に子供は記憶してしまいます。だからこそ、復唱なんです。
子供なりに何かを思って行動した結果で悩んでいます。まず、否定をせずにあるがまま受け入れてあげて、パパは味方だと伝えましょう。その伝えるためにも復唱は重要なスキルです。
そこで少しずつ落ち着いてきたら、「次はどうしてみようか?」とか子供自身に子供なりに可能な対策を考えさせる事です。
そうする事で、子供は困難な局面でも自分で考え行動を変化させることを覚えます。もちろん大きな失敗にしないために「いいね。こんなことも加えてみたら」と肯定してからのアドバイスは重要です。そうして、子供は課題解決する経験ができ、自信を身につけていきます。自信はそうやって困難に打ち勝つ経験から得られるものです。
まとめ:忙しいパパだからこそ「AEAREテクニック」の効果は倍増する!
少し長くなってしまいましたが、パパだからこそできる事がいっぱいあります。その一つが今日紹介した「AEAREテクニック」の応用です。
これ自体はパパ自身にも使えるので、パパ自身が悩んでる時には自分にも使ってみてください。そして、子供にゆっくり接するには、パパ自身に余裕がないとできないですよね。パパ自身のメンタルコントロールや時間管理については、「食べるだけで簡単にストレスが解消する食べ物 - パパの助けになる子育て教室」や「仕事の効率を上げるための時間管理法 - パパの助けになる子育て教室」でまとめているので、参考にしてもらえればと思います。
次回は、「相手の感情に気づかず輪を乱すこと」に対する「共感力」について書いていきたいと思います。
もし、同じ様な悩みを抱える方に、この中のたった一つでもいいので、小さな習慣を変える事につながれば幸いです。
自分自身が育児と仕事の両立ができなくなりそうで、試して良かったことをまとめて作ったブログです。パパが育児と仕事を楽しんでできる。そんな心の余裕を作りたいと思っています。
最後まで読んでい頂いてありがとうございました。
私が育児で参考にした書籍など、紹介しておきます。
追伸:普段子育てに忙しいママへのお願い
そして読んで頂いたママには、「適材適所」として、ママ自身がうまくできなかったと自分を責めるのではなく、「ここはパパの出番が有効だ」と選択してもらえたらと思います。忙しいパパは、ママの方針などが分からず足がすくんでいるかも知れません。ママからの救援要請に応えることで、パパ自身が育児に積極的になれるチャンスかも知れません。