子供が食事を食べてくれない問題に対して
どうも、こんばんは。
作業療法士として働きながら、双子育児に奮闘している双子パパのohyamakです。
このブログでは、子育てを仕事で達成感を感じるように楽しんで取り組める知識を紹介しています!
子育てに対して、ちょっと違った角度からアプローチしても、
結果、子供もママもパパも幸せならいいよね!
という気持ちで書いていますので、宜しくお願い致します。
「なんでご飯食べてくれないの?」
と、子供がご飯を食べない事に対して、イライラした事はないでしょうか?
理由はそれぞれ違うのかもしれません。
- 嫌いな食べ物が多い
- 食が細い
- すぐに遊び出す
などなど、理由が違えば対処も変わるのでしょうが、結局、ご飯を食べる量が少ないと親としては不安を感じますよね。
できれば、モリモリとご飯を食べて欲しいと願います。
では、どうすればモリモリ食べてくれるのかを、ちょっと変わった視点で解説して見たいと思います。
目次
どういった場面で食事の量は増えるのか?
『食事の社会的促進』という現象で、簡単に言うと、他人といる時は食事の量が変わるという現象のことです。
皆さんも、大食いの人と一緒にご飯を食べると自分も食べ過ぎてしまうという経験はありませんか?
これが、『食事の社会的促進』という現象です。
この環境を設定すれば、食事量が増えるのかなと思っています。
● 一人で食べるより、誰かと食べた方が食事の量が増える
● 食事相手の仲が良ければ良いほど、食事の社会的促進は起こりやすい
● 知らない人と一緒に食べても食事の社会的促進は起きない
● 女性の場合は、男性と食事をすると食事の量は減る
(子供には関係ないですかね・・・)
つまり、よく知った複数人で食べている時は、食事量が増える。
また、一緒に食べている人がおかわりするくらいだと、つられて食べる。
と言えます。
ですが、我が家ではなかなか集中して食べてくれないんですね・・・
おやつを食べる習慣が悪いのか?
「晩ご飯前におやつを食べると、お腹が膨れてご飯が食べれなくなる」
と言われたことはありませんか?
胃が満たされた満腹感を引き起こすため、おやつをダメと言われる家庭は多いと思いますし、我が家もそうです。
ですが、理由は別のところにある様です。
肥満研究の第一人者である、ブルース・キング教授いわく、
人間の消化器系・感覚(味覚と嗅覚)・脳の食中枢は、およそ200万年前に発達した。これらの機能は、古代の狩猟採集民たちが暮らした環境に適応している。ほとんどカロリー密度が低い食品しかなく、食事にありつけないことも多かった時代だ。私たちの脳の報酬系はできるだけカロリーの高い食べ物を探すように進化したが、現代の先進国に住む人間は、食料の豊富な「肥満環境」に生きている。そもそも人間の体には、自動的に食べ過ぎを止め、体重が増えるのをふせぐメカニズムが備わっているのに、上手く働かなくなってしまった。
つまり、『おやつ=カロリーの高い食べ物』と脳が判断するため、バランスの良い食事よりおやつの方を脳が求める様に判断してしまう可能性があります。
ある程度の年齢になれば、バランスよく食べないとダメとか、ご飯食べないとおやつが貰えないなど、自分の意志でコントロールができますが、小さい子供だとそれも難しいですよね。
おやつ自体が依存性のある物と同様の脳への刺激となってしまいます。
「おやつが食べたい」というのは、子供のわがままではなく、依存的な反応を作り出している可能性があるので、注意が必要ですね。
● 普段は目に付かないところにおやつを直しておくこと。
● 食べるときは、小さめのお皿に移し替えた分だけ食べること。
● 個包装のゴミは、最後に捨てる(食べ終わるまでは、目の前に置いておく)
あたりを注意するのがおすすめです。
家族で食事する良い効果は?
家族で食卓を囲むメリットは、他にも報告されています。
● 家族で食事をする回数が多い子供の方が、野菜や果物を食べる量が増える。
● コミュニケーションの質と量が向上し、子供の表現力や問題解決能力もアップする。
家族団欒の食事自体は、良い効果がある様です。
盛り付け方を変える?
皆さんの家庭では、小分けにして出していますか?
大皿で出していますか?
太りやすい人の食事環境を調べた研究では、おかわりの皿を机に置いておくと太りやすい環境に当てはまる様です。
それを上手く活用してみると、
● それぞれの皿に盛り付けた物を準備する。
● 合わせてお代わり用の盛り付け皿を置いておく。
● 家族で食事をして、両親も自分の皿が空になったらお代わりする姿を見せる。
この辺りを我が子に試しながら、実践して見たいと思います。
ひとまず、初日は上手く行きまして、
子供たちも楽しんでお代わりしてました!
まとめ:まず環境から変えてみよう!
食事量に影響を与えるのは、個人の特性だけでなく、周囲の環境が大きく影響する様です。食事量の研究では、『食べ過ぎない、ダイエット』的な研究が多いですが、そういった環境をあえて使うことで、食事量は増やせるかも知れません。
一先ず、我が家自身の経過を今後もお伝えできればいいかなと思っております。
もし、同じ様な悩みを抱える方に、この中のたった一つでもいいので、小さな習慣を変える事につながれば幸いです。
自分自身が育児と仕事の両立ができなくなりそうで、試して良かったことをまとめて作ったブログです。
この記事を読んでくれたパパが、
『子育てを仕事の様に楽しもう!』と、育児と仕事を楽しんでできる。
そんな心の余裕を作りたいと思っています。
最後まで読んでい頂いてありがとうございました。