パパの助けになる子育て教室

『子育てを仕事のように楽しもう!』をモットーに、『今しかできな子育て』を忙しいパパ達が楽しめる方法を紹介します

4歳児でもせん妄になるのだと経験した日

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どうも、こんばんは。

作業療法士として働きながら、双子育児に奮闘している双子パパのohyamakです。

このブログでは、子育てを仕事で達成感を感じるように楽しんで取り組める知識を紹介しています!

子育てに対して、ちょっと違った角度からアプローチしても、

結果、子供もママもパパも幸せならいいよね!

という気持ちで書いていますので、宜しくお願い致します。

 

「皆さん、せん妄ってご存知ですか?」

 

高齢者に出現することのある症状の一つで、よく認知症高齢者の評価などで確認される状態のことです。

 

具体的には、

● 目があって頷いているのに、指示通りの行動ができない

● トイレに向かうつもりが台所に行く

● 別の場所でおしっこをしてしまう

● 後で振り返ったら、その時のことは覚えていない

といった、錯乱した状態集中力が発揮されない様な状態の事を言います。

 

上の様な状態になっていたのに、「また、わがままで泣いてる」「機嫌が悪いだけだ」と決めつけて関わってしまいました。

ですが、ちょっといつもと様子が違ったんですよね。

 

仕事柄、高齢者のせん妄に対しての対応など、偉そうに後輩指導したりしていたのですが、

まさか我が子がそんな状態になっているとも知らずに、知識のかけらもない行動をした反省の意味も込めて、まとめて見たいと思います。

 

目次

 

子供に起こったこと

夕食後、いろいろ作業している間に子供がリビングで寝てしまいました。

起こすのもかわいそうなので、相方のみ歯磨きなど済ませて、念のためおむつにしとこうかと思った矢先、

ムクッと起き上がり、正座して座りました。

 

『目が覚めて、ちょうど良かった』と着替えを手伝ってしたのですが、

「バンザイしてね」と言うも、全く動作をしてくれず、最初は眠たいだけと思っていました。

パンツに足を通すのに一度伸ばしたのに、途中で曲げたりとだんだん手伝いが手こずってきました。

 

すると、急にヒステリーの様に泣き始めて、泣き止まなくなり、こちらもだんだんイライラして口調がきつくなってしまいました。

(今振り返れば、反省ポイントですね・・・この段階でせん妄っぽいとは気づいていました)

 

なんとか歯磨きだけして、「うがいをしといで」と言うも、泣き続けるだけで、その場から動こうとしませんでした。

何度目かの誘導で動き出したのですが、洗面台ではなく、台所の方まで行こうとして、訳の分からない行動を始めました。

 

抱き抱えて洗面台に向かい、水の入ったコップを渡したのですが、同じ様に泣き続けるだけで、うがいをしません。

 

「うがいできる?」と聞くと頷きはするのですが、行動にはうつりません。

 

すると急におしっこをしてしまい、洗面所は大惨事・・・

 

慌てて、まだお湯の暖かいお風呂に入れました。

そこでもヒステリックに泣き続けていて、上がる様に言うのですが、いっこうにお風呂から上がってきません。『寒かったから』と言ってはいましたが、お風呂からの上がり方が分からない様な、私の話が理解できてない様な反応でした。

 

何とか上がって着替えて、抱っこしてたらまた寝ました・・・

朝まで泣きじゃくる様な寝声をしてて、かわいそうな事をしてしまったなと反省です。

 

朝起きて昨日の事を確認すると、

● 寝てしまったこと

● 歯磨きしたこと

● うがいをしたこと

は覚えておらず、おしっこしてしまった辺りから断片的に覚えている様な状態でした。

 

本当に高齢者のせん妄の様な症状が4歳児でも出るのだと、改めて実感できました。

 

せん妄とは?

なぜ認知症の人は"近所で迷子"になるのか 「道を聞ける」のは余裕があるから | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

 

せん妄とは

高齢者に多く発症する一種の意識と精神の障害です。

突然発症し、数時間から数週間にわたり症状が継続します。

症状が時間とともに変化するのもせん妄の特徴です5分前はせん妄状態だった方が、今は正常な精神状態であることがよくあり、継続的あるいは短時間に何回も観察しないと見逃してしまいやすいと言われています。

 

原因

明確な原因は解明されていませんが、高齢者特有の「虚弱な状態」に、何らかの身体的、心理的な引き金が加わることで起こると考えられています。

「虚弱な状態」となる原因の2つは、「高齢であること」、そして「脳の機能低下があること(まだ認知症になっていない軽度な低下も含む)」。そこに、急病などの身体的ストレス、薬品に含まれる成分への反応、身内や友人の不幸などの心理的なストレスが引き金因子となり、せん妄が発症します。

 

つまり、子供で考えられるのは、脳の未発達による影響の可能性があると言うことです。

 

対策はどうすればいいか

脳の未発達の影響により、せん妄を引き起こす可能性はありそうです。

あとは、身体的、心理的な引き金があったかどうかです。

 

確かに夕食時に「幼稚園の先生と頭をゴッツンコしたけど謝らなかった」とやたらと後悔していました。

その感情のままウトウトと眠ってしまったのは、関係があるかも知れません。何やら、一日ご機嫌斜めだった様ですし・・・

 

また、寝る前の時間にリビングで寝させてしまった時間管理の問題もあります。これに関しては、完全に両親の問題ですね。 

 

この辺りを気をつけながら関わってあげる必要がありそうです。

とは言え、明確な原因は分かりませんし、時々ヒステリックに泣くことがある様なので、今後の様子を見ていく必要があるかと思っています。

 

まとめ:子供が急に泣きじゃくるのは、わがままじゃないかも

急に泣き出したり、わがままで泣いている様に感じる場面でも、それは本人の意思ではなく、脳の機能による影響かも知れません。

少し優しく、様子を見てあげてもらえればなと思います。

 

もし、同じ様な悩みを抱える方に、この中のたった一つでもいいので、小さな習慣を変える事につながれば幸いです。

自分自身が育児と仕事の両立ができなくなりそうで、試して良かったことをまとめて作ったブログです。

 

この記事を読んでくれたパパが、

『子育てを仕事の様に楽しもう!』と、育児と仕事を楽しんでできる。

 

そんな心の余裕を作りたいと思っています。

最後まで読んでい頂いてありがとうございました。