パパの助けになる子育て教室

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心の知能指数「EQ」を育てると子供は成功する

 フリー画像素材] 人物, 子供, 少女 / 女の子, 少年 / 男の子, 兄弟 / 姉妹, 笑顔 / スマイル, 二人, 外国の子供  ID:201308101000 | フリー画像, 女性 イラスト, 子供

育児に奮闘する皆さま

今日もお疲れ様です。

作業療法士として働きながら、双子育児に奮闘している双子パパのohyamakです。

 

皆さんEQ(感情知性)という言葉を知っていますか?

I Q や性格の様に生まれ持った特性の一つに「心の知能指数EQ」というものがあるという考えです。

このE Qが高い子供の方が、将来、学業成績が上がる、仕事での業績が上がると言われています。

今日は、この心の知能指数E Q」について紹介していきます。

 

目次

 

 子供の将来の成功に不可欠なEQ「心の知能指数」とは?

心理学者のダニエル・ゴールマンによると、

  • 挫折を感じても、自分の力でしぶとく頑張る能力
  • 目の前の衝動に負けない様に我慢する能力
  • 感情が乱れる時も、自分の意思で気分を上手く整える能力
  • 他人の感情に気づき、共感できる能力

つまり、他人と自分の感情を把握し、状況に応じて自分の感情をコントロールできる能力のことです。

 

冒頭に持った特性の一つと書きましたが、I Qとは違い、E Qは育む事ができると言われています。

なぜかというと、過去の「リンク」でも書きましたが、ストレスとの付き合い方、メンタルコントロールの能力が重要になるため、これはトレーニングすれば鍛える事ができるからです。

もし、子供さんが上にあげた能力が低いかもと思っても、能力は高めてあげる事ができるので安心して下さい。

 

E Qが必要という研究では、何を調査したのか?

今までは、学業などの成功には、

  • 高い知性(I Q
  • 誠実性の高い人格(性格)

この2つが最も重要な特性であると言われていました。

そこに、シドニー大学などの研究チームは、上記2つだけでは不十分とし、その能力を生かすためには、自分の感情を理解し、コントロールできる能力が必要と考えています。

言われてみると当たり前な気がしますよね。

例えば、「勉強すると決めた時に、スマホをみたいという衝動を抑える」とか「相手の表情を見て、理解していないと気づく」など、E Qがなければ、学業や人間関係の構築も難しいですよね。

 

研究の内容

過去に行われたE Qに関する調査研究を160件選び出し、4万人以上のデータを分析しています。(メタ分析)対象年齢は小学生から大学生までなので、幅広い年齢層に対応しています。

ここでは、

  • 自分が今どんな感情を抱いているかに気づく
  • ネガティブな感情を自分でコントロールできる
  • 他者の感情に気づく事ができる

といった、感情の認知(気づく)事とコントロールを重視した内容の調査です。

 

研究によって判明した結果

  • 全体的にE Qが高い学生ほど成績が良い!
  • 年齢や性格を調整してもE Qと成績の関係は一致していた。

というデータが出た様です。

推測通りに、学業での成績は、頭がいいだけでも、真面目に勉強できるだけでも足りず、感情の制御が必要になる事が分かりました。

 

研究チームは、

E Qの高い学生は、不安、退屈、失望など学業の成績に悪影響を及ぼすネガティブな感情を上手くコントロールできるのだろう

E Qが高い生徒は、社会的な人間関係の管理も上手く、教師、仲間、家族とより良い関係を築く事ができるのかも知れない。

いずれも学業の成功にとって必要な要素だ。

と述べています。

E Qが高い子供の方が、感情コントロールだけでなく、周囲の大人や仲間から良い影響を大きく受ける事ができて、成績もアップすると言えますね。

 

まとめ:心の知能指数E Q」を育む事は重要

子供が将来、学業や仕事である程度の成功を収めるためには、知性や性格だけでなく、心の知能指数E Q」を育む関わりが重要になってくる事が分かりました。E Qは後天的に鍛える事ができる=パパやママ自身のトレーニングにもなるという事なので、自分自身と子供同時にトレーニングできるので一石二鳥ですね。研究まとめから行くと、「ネガティブな感情をコントロールできる様になる」事と「相手の感情に気づく共感力」を鍛える必要があります。これらの方法はいくつかありますので、それについては次回まとめてみたいと思っております。

 

もし、同じ様な悩みを抱える方に、この中のたった一つでもいいので、小さな習慣を変える事につながれば幸いです。

 

自分自身が育児と仕事の両立ができなくなりそうで、試して良かったことをまとめて作ったブログです。パパが育児と仕事を楽しんでできる。そんな心の余裕を作りたいと思っています。

最後まで読んでい頂いてありがとうございました。

私が育児で参考にした書籍など、紹介しておきます。