パパの助けになる子育て教室

『子育てを仕事のように楽しもう!』をモットーに、『今しかできな子育て』を忙しいパパ達が楽しめる方法を紹介します

子供はテレビの影響で暴力的になるのか?

育児に奮闘する皆さま

今日もお疲れ様です。

作業療法士として働きながら、双子育児に奮闘している双子パパのohyamakです。

 

皆さん、子供への教育に見せてはいけないです番組など設定していますか?

我が家では、絶賛ヒット中の鬼滅の刃について話し合いをしています。鬼を倒す為に首を切り落とすといった表現を子供に見せて良いのか?と考えさせられます。

最近は、ポケモンアンパンマンですら、「子供が暴力的になる」といったクレームがある様です。

確かに子供は、仮面ライダーに成りきれたり、サンタを信じたりと現実と空想の区別をつける発達ができていません。(だいたい6歳くらいから身に付くと言われています。)

実際は、見せても大丈夫だけど、見せるだけではダメという事になります。

 

今日は、テレビやアニメの悪影響が出ない様にする関わり方と子供が暴力的になる可能性について紹介していきます。

暴力的な内容の子供への影響研究

子供に影響を与える研究については、各国で様々な調査研究があります。研究の題材で多いのがテレビゲームの暴力シーンが与える影響を調査したものです。

過去の研究で暴力的なゲームの影響で子供の攻撃性(叩くや犯罪)やうつ傾向が高まると論文がありました。それに対して、多くの研究機関が追跡調査を行う事で、関係性が低いと結論付けられています。

2015年4月オックスフォード大学による研究では、8~9歳頃に暴力的なゲーム(この調査ではシューティングゲーム)をプレイしていた子どもたちが、その後、行為障害的な状態(暴力的な行動)を見せる可能性はわずかだけ上昇した。しかし、統計上有意の境界線上であり、影響は弱い、と研究者は結論づけました。暴力的なゲームと、青年期のうつ的な傾向の間の結びつきは示されなかったと言われています。

 

つまり、影響は無いとはいけないけど、必ず影響するとも言えない。と言う状態です。

では、なぜみんな子供が真似すると思っているのか?

 

子供は真似をして学ぶ(モデリング

育児の経験をしていると必ず感じますよね。テレビの真似をしたり、大人や友達の真似をしたりしますよね。私も小さい頃は「クレヨンしんちゃん」を見たことがありませんでした。真似すると良くないと判断されたんでしょうね。

真似は悪いことだけでなく、スプーンの使い方や挨拶の習慣など良いことの体験を学ぶ大切なことです。

これをモデリングという風表現されます。モデリングは真似をすると言う事なので、子供たちは、善悪や社会性などの状況に関係なく、観たものをそのまま実行してしまいます。

大事なのは、その映像を観た時に「どんな感情を持つのか?」「なんでそんな事になったのか?」「自分ならどうしたら良いと思う?」など暴力以外での対処など考え方を教えてあげる必要があります。

 

影響は家族とのコミュニケーションしだい

我が家も息子が仮面ライダーごっこでパンチやキックをしてきます。正直に痛いです。でも、一緒に遊びながら、こっちもパンチとキックをします。

そうすると、子供たちは叩かれたら痛い事、叩いた手も痛い事を学びます。そこで、「痛いからやめておこう」「痛いから優しくしよう」と話すと覚えてくれますよね。

実は、この関わりがとても重要です。

やる前からダメと言うのは、様々な弊害があります。

  • 新しい事をさせてもらえないと嫌な思いを与える
  • 新しいことの経験が出来ない
  • 自分を否定されている感覚を与える

この様にデメリットも多いです。

それであれば、一度経験した上でその体験から学びを得れる様に話すことが重要と成ります。こういった一緒に取り組む事は子供が小さい頃にしか出来ないですよね。

高校生にもなれば勝手に好きなゲームを始めてしまいますから、それまでに社会性などの感覚をコミュニケーションにて養ってあげる方がいいですね。

 

子供を暴力的にする行為

ゲームやテレビだけでは影響が無いと伝えましたが、明らかに子供の攻撃性が高まると分かっている事があります。

  • 体罰や虐待
  • 過度なストレス状態(飢餓状態)
  • 親の無関心

日本は体罰に関して寛容だと言われるほど、世界から遅れています。「言うこと聞かないなら少しくらい手をあげても」というセリフを良く聞きますよね。でも、これは本当にまずいです。大人は子供に手をあげる事が正しいと学習すると子供の攻撃性が高まる事がわかっています。しつけと称した叩くという行為は、子供の攻撃性を高てしまう為、注意しましょう。

過度なストレス状態は、子供の正常な判断(脳機能)を保つことが出来なくなり衝動的な行動を誘発する恐れが高いです。

日常の様子に親が無関心であれば、気を引くために親が焦って自分の方を振り向く行為を行なってしまいます。

この3点は、必ず避ける様に気をつけないといけません。

 

周囲との孤立

子供の場合は、友達との会話や仲間に入るなどの手段としてアニメやゲームを使います。それを取り上げることで、仲間外れになったり、自分を責めるなどのメンタルの低下を引き起こし、かえって暴力的になる可能性があります。

適度に流行に乗せてあげる方がいいですよね。

最近では、ゲーム選びによって頭が良くなるなどのいい効果も報告されています。

 

まとめ

鬼滅の刃を見せる事は悪く無いが、シーンごとの背景や感情などを子供と共有することや斬られたら痛いこと、主人公も悩み苦しみながら鬼を退治している事を話しながら一緒に見ることが大切なことがわかりました。

ぜひ、皆様も親子で楽しんで観てもらえたらと思います。

 

自分自身が育児と仕事の両立ができなくなりそうで、試して良かったことをまとめて作ったブログです。パパが育児と仕事を楽しんでできる。そんな心の余裕を作りたいと思っています。

最後まで読んでい頂いてありがとうございました。

子育てに参考にしている本を少し紹介しておきます。