パパの助けになる子育て教室

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子供の想像力を育む超簡単な読み方

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育児に奮闘する皆さま

今日もお疲れ様です。

作業療法士として働きながら、双子育児に奮闘している双子パパのohyamakです。

 

皆さん、絵本をどのように読まれていますか?

絵本は、思っている以上にいろんな事を学ばせてくれるものです!

絵本には、子供の想像力を豊かにさせる読み方があります!

 

それは、

絵本を書かれているとおりに読まない

という事、これだけです。

 

そもそも想像力って大事なの?

ってことですが、これからの時代では特に大切な能力のきっかけになると言われています。

今の時代は情報に溢れています。正しいことも間違ったこともなんでもスマホ1つで得られてしまいます。物事をそのまま読み取るだけでは、情報に振り回されてしまいます。

情報を盲目的に信じず、自分で考えて正しい答えを導き出す為には、逆説を考えたり、違う物事を調べると言った想像力が必要になります。

また、仕事にも関係します。与えられた仕事を決まったようにこなす事は、機械の方が優れているでしょう。人がAIに勝てる唯一の能力は言葉に現れない、本心や表情を読み取り、「あれ、取って」のように主語も術語も無いような言葉を過去の記憶や相手の性格で判断してコミュニケーションが成立すると言う部分です。

みんなが普通にしている事に想像力は重要な役割を果たしています。

 

今日は、想像力を育む絵本の読み方についてまとめていきます。

 

目次

 

絵本とは

絵本とは、「絵」を中心に物語が進み、文字や文章は「絵」を補助するのが主な役割です。

ここで紹介するのは童話などのストーリーがしっかり定まっていない、絵を中心に描かれた物で説明しますね。

 

絵本の効果

  1. 親子のコミュニケーションのきっかけになる
  2. 綺麗な絵を見て、感性が豊かになる
  3. いろんな世界に触れることで、知的好奇心が刺激される
  4. 場面を想像することで、想像力が育つ
  5. 言葉の表現を知ることで、語彙力が育つ

このように、いい効果はたくさんありますね。基本的なは親子のコミュニケーション・愛情表現に重要な要素を占めています。

詳しくは、過去にまとめた以下の記事を参照いただければ幸いです。

双子育児、絵本の読み聞かせはパパの役割、絵本が及ぼす発達への良い効果 - パパの助けになる子育て教室

双子育児経験者が伝える、育児にパパが関わる効果 - パパの助けになる子育て教室

 

想像力とは

想像力と言っても、幅広く用いられる言葉です。

  • 過去のイメージを思い浮かべること
  • 全く新しい事を思い浮かべる事

などありますが、絵本においては、描かれている現象を補足したり、見方を変えるように意味をつける事が想像力になります。

 

つまり、物事を多面的に捉えることにつながります。

少しかっこいい言葉で言うとクリティカルシンキングと言います。

批判的思考と呼ばれ、感情に流されずに物事を判断する思考プロセスです。

 実は、この能力が物事を深く追求するきっかけになると言われています。物事の捉え方を変える事で納得しやすい理解を得る事で、学習速度は格段に早くなります。また、物事の視点を変える事で新たな商品の開発に着手できるようになります。

こういった幼少期の絵本が、子供の将来に大きな影響を与える一つになります。

 

想像力を育む読み方

「おでかけのまえに」を例にします。

この本は、林明子さんの作品で、楽しいお出かけの前の慌ただしさ。女の子の少しおませなところ。手がかかるけど愛くるしい日常が描かれている作品です。

 

下の写真は、玄関に待っとくように言われたのに、外に出て転んでお気に入りの服が泥だらけになった絵です。

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では、この場面で想像力を育む読み方はどうすればいいでしょうか?

「なんで泥だらけなの?」と聞くと「転んだから」と答えます。ここで終わってしまいそうですが、ここからがポイントです。

  • 何をしようとして転んだのかな?
  • どこで転んだのかな?
  • 何回転んだのかな?
  • 一人だったのかな?
  • なんでこんな顔してるのかな?
  • 転んだらどんな気持ちかな?
  • 転んだあとどうするのかな?  など

実は、パパやママの想像力次第で勝手にストーリーを描き出す事ができるんです。

このチャレンジが子供の想像力を育むことにつながります。子供が何を答えても間違いではないのです。「水溜りを飛び越えようとした」「ホースでお花に水をあげていた」「実はトラックに水をかけられた」など多種多様です。もしかしたら、服の汚れから昨日は雨で濡れていたと天気まで想像するかもしれません。

 

この想像力が会話や運動、仕事での企画など様々な場面での個人の能力として育まれていきます。

もし良ければ、試してみてください。

下に参考にさせてもらった絵本のリンクものせておきます。

 

 

絵本をそのまま読むのはダメなのか

でも、絵本を1文字ずつ読めるようになっていく子供の成長が嬉しい。と言う気持ちもよく分かります。まさに我が子がその時期だからです。

一説によると、人は識字能力(文字を読み、理解する能力)を手に入れたことによって、視野が狭くなったとも言われています。広い視野で物事を瞬間的に判断することから遠ざかったと言えます。文字だけを追うことで想像力を養う機会が少なくなった可能性は否定できません。

 

ただ、誤解がないように補足です。

文字を読む事は、悪い事ではありません。書かれている文字から風景や人物像を想像することもできますし、童謡や小説が読めるようになれば、文字からでも想像力は鍛えれますね。

また、近年は基礎読解力といい、書かれている事をそのまま認識する能力の低下が著しく、入試問題などのケアレスミスが増えてきているとも言われています。

これは、ある話題の本に書かれていました。

もし良ければ参考にしてください。

 

なので、どちらが正しいと言う物でもないんです。

どちらも重要な能力ですが、それを育くむパパやママが理解して、時々読み方を変えてあげる事が大切ですね。

 

まとめ

絵本の読み方を工夫することで、子供の想像力を効果的に育む事ができます。
想像力は単に思い浮かべる能力ではなく、会話能力、スポーツの能力向上、仕事の業績に影響するような能力です。これからのAI時代にAIに打ち勝つ事ができる重要な要素になると考えられています。ちょっとした絵本の読み方の工夫で想像力を育みませんか?

今日の記事が皆さんの日常に活かされれば幸いです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。