パパの助けになる子育て教室

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双子育児、絵本の読み聞かせはパパの役割、絵本が及ぼす発達への良い効果

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我が家の双子が初めて市からもらった絵本

 皆様、絵本の読み聞かせは誰の役割ですか?我が家では私(パパ)の仕事になっています。寝る前の時間に双子がそれぞれ1冊ずつ読んでほしい絵本を持ってきます。それを順番に読んでから眠る習慣をつけました。

 絵本の読み聞かせの発達への効果と我が家の双子オススメの絵本を紹介します。

 

 

絵本の読み聞かせの効果

親子でのコミュニケーションの機会

 我が家では絵本を読む時は、横に一緒に寝転がったり、あぐらをかいた上に座ったりと体を密着させて読むようにしています。そうすることで、子供はママやパパからの愛情を感じれる機会になります。1日仕事をして帰って来るパパと子供が一緒に接する時間は短いです。必ず子供達と関われる時間を確保しておくことが、子供達の心の安定に作用します。

 一緒に絵本を読むことで3つの体験ができると言われています。本当に愛されている存在であると感じる「愛情体験」、共に楽しさやその場の空気を感じ合う「共感体験」、子供自身が自分をポジティブに認めることができる「自尊体験」の3つができると言われています。

知的好奇心が刺激される

 絵本の中の世界は自由でなんでもありの世界です。葉っぱが話をしたり、遠くの世界に出かけたり、現実とは違う世界を描かれています。しかし、子供達にとっては空想ではなく現実に起こっている事と認識しています。それは、子供の物の見方や関わり方が「自己中心性」「未分化性」に基づいていて、大人の世界の客観性を知らないからです。だからこそ、概念にとらわれずに様々な事に興味を持ち、興味の対象がどんな物かを知りたくなります。いろんなジャンルの絵本を読んであげる事がいいですね。ただ、おおよその年齢によって子供の求める物が変わってきますので、必要な時には同じ絵本を何度も読んであげる事も大切です。

想像力が感情を育てる

 好奇心でも書いたように、大人のもつ客観的な視点は無いので、絵本の世界があたかも目の前で起こっている事のように感じる事ができます。絵本を読んで泣いてしまったり、自分の事のように楽しんだり、その世界観に純粋に「感情移入」できる時期でもあります。

 絵本は小説のように状況や場面は細かく描かれる事がありません。今の話はどういった場面で、誰がどこにいてという細かい様子は全て想像で描かれます。もちろん絵があるので、イメージの助けはあるでしょうが、動きやその時の気温や匂いなどは自由に想像できます。聞いた言葉から状況を詳しく想像するといった思考力を育てる重要な機会になります。

 想像力は創造力につながる。現代に溢れる様々な便利な道具も、昔は空想の産物で周囲からは認められる事の無い物が多かったです。それは、飛行機や電話のような機械もそうですし、天動説や進化論などの学問もそうでした。それら全ては子供のころの豊かな想像力を実現させようと実物を創造したからこそ生まれた物です。

語彙力を育てる

語彙力」が高まると、文章の理解が行いやすくなります。問題を解く際の文章理解が進むため、解決の糸口が見つけやすく学力の向上と関係があると言われています。

 その語彙力とは、多くの言葉を知っていて、適切に使えるのかという事です。つまり、言葉を沢山記憶しているという事が大きな要素を持っています。

 では、記憶するにはどうすれば良いかとというと、「文字を見て」「声に出して」「聞く」という五感を使って違う情報(多角的な情報)として脳にインプットする事が大切なんです。その点では、絵本というのはすべての要素が詰まっているので、記憶力の向上にとても有効と言えます。

 研究として、「文字の読み書き」は早くから教えても、教わっていない子と比べても5歳くらいで差が無くなると言われています。しかし、語彙力は5歳になっても明確な差が残ったままである事が分かっています。ですので、幼少期ほど書くより読み聞かせる方が有益であると言えます。

 

我が家の双子お気に入りの絵本

息子のお気に入り「よるくま」です。一度図書館で借りて、返してからもずっと見たいと言っていたので買いました。今も寝る時に読んでいます。絵本の途中にある、星空の中で電線の上をクマと歩くシーンが大好きです。最近は、たどたどしい言葉で読んでくれるのが、たまらず可愛いですね。

 

 娘はこの「 だいすきぎゅっぎゅっ」がお気に入りです。うさぎの絵が可愛くて買って帰ると毎日のように読んでと言ってきました。絵本を読み進めるとなんども「だいすきぎゅっぎゅっ」と、うさぎの親子がぎゅっとする絵とともに描かれています。その時に娘をぎゅっとするととても喜びます。

 

まとめ

 我が家では基本的には私(パパ)が絵本を読みます。その間に奥さんは横になって休むことができます。私も1日働いてきて疲れていますが、奥さんの1日中言うことを聞いてくれない子供達に振り回される時間に比べれば、仕事で後輩に指示を出している方がストレスは少ないですよね。そう思って、絵本を読むたった5分程度ですが、休んでもらうようにしています。

 皆様も是非、絵本の時間を楽しんでください。我が子がたどたどしく絵本を読んでくれる姿はたまりませんよ。