コロナ自粛 子供も親も健康的に日々を過ごす方法
育児に奮闘する皆さま
今日もお疲れ様です。
作業療法士として働きながら、双子育児に奮闘している双子パパのohyamakです。
かなり久しぶりの投稿ですが、世間は今非常に緊迫した状態ですよね。
我が子もなるべく商業施設には行かないように自粛しています。
世間の自粛の仕方をSNSで多く発信されている方を見かけますが、過剰に不安を煽るよな投稿が多く、非常に気になりました。
皆さんは、この自粛期間中に子供とどのように過ごしていますか?
家から出ずに過ごしている、家で過ごすために動画配信を見せているといった事に偏っていませんか?
もちろん、1日中ずっと一緒にいる大変さやしんどさ、息苦しさがある事で、テレビや動画に頼る気持ちも分かりますし、それを否定するつもりはありません。
ただ、外出しない=一定時間を日光に当たらないことによる、心身への弊害が子供だけでなく大人にも大きな影響を与える可能性があると言う事です。
そこで、今回は何に気をつければ良いかをまとめてみようと思います。
育児中のコロナ自粛で大切なポイント
- 感染予防をきちんと行う事
- 子供の心身ともに成長を妨げない事
ざっくりですが、この2点しかありません。先にも書きましたが、多くのSNSで見かける自粛の記事は、2の状態を置き去りに考えられているものが多いなと感じます。
しかし、これだけだとざっくりですので、もう少し深めていきます。
感染予防に必要な事
- 3密を避ける
- 風邪予防に努める(健康に努める)→手洗い、栄養をとる、運動する、よく寝る
これだけしか対策が打てないのが現状です。
感染症と聞くと怖いイメージがありますが、私たちは日頃から沢山の感染するウィルスや細菌と共生して生きています。そこで大きな問題にならないのは、免疫力がきちんと発揮される健康な状態を保っているからです。
検査により陰性か陽性かの違いは、体内にウィルスを一定数以上持っているかどうか?という事なので、陰性=感染していないという訳ではありません。検査の時点では、ウィルスの数は少なく、症状の無い状態と考えれるというだけです。
少し話が逸れましたが、重要なのは感染予防の3つのポイントを抑えておく事です。
3密を避ける
下の厚生労働省の資料の通りの場所を避ける必要があります。
じゃあ、外は全て大丈夫かと言うと、非常に微妙なところです。
子育て世代の活用する公園は特に注意が必要です。公園を注意する理由は、
- 遊具を媒介に感染する可能性があること
- 子供は、3密の1つである「密接場面」での交流を図りやすい傾向があるからです。
例えば、砂場や滑り台の順番待ちなど特定の場所に留まりながら遊ぶ時には、密接場面の状況になり易いと考えられます。
また、不特定多数の家族が大勢利用する公園は注意が必要です。
逆に外に出てもいい場所は?
例えば・・・
- 家の庭(ベランダ)
- 近所の散歩(散歩は健康増進に認められていますね。)
- 広場
- 田んぼ(我が家はもっぱらここですが)
手洗いに関しても、厚生労働省の資料の通りに徹底することが大切です。
そして一番大事なのが、次の風邪予防(健康に努める)と言うことです。
大人でも子供でも栄養・運動・睡眠のどこかが不足すると健康状態を保つことが困難になり、風邪などの病気にかかってしまいます。
その中でも、この自粛期間中には睡眠がすごく重要なポイントになってきます。
パパやママに関しては、「いつまで続くのこの状況」「感染したらどうしよう」「子供が重症化したら」といった解決できない、いつまで続くかわからない不安が大きなストレスとなり、睡眠を妨げるといった事がありますよね。
小さい子供さんは感染症の危険性は理解できていなくても、「自由に遊べない」「友達に会えない」といったストレスがのし掛かっています。
こういったストレスが原因で睡眠不足となり、睡眠不足が食欲の低下や活動量の低下を来たし、子供と過ごす時間にイライラしやすくなり、すぐに怒る自分を否定し、また大きなストレスを抱え、夜が眠れなくなるといったネガティブスパイラル(負の感情連鎖)を引き起こします。
睡眠
では、睡眠の質を高めるには何が大切か?
方法は複数ありますが、シンプルには2点です。
- 朝に朝日をしっかり浴びる事
- 夜には過度なスマホやテレビを止める事
以前の記事でも少し書きましたが、睡眠とは「成長ホルモンの分泌」「記憶の定着」「ストレスの軽減」といった、とても大切な効果があります。
簡単に最高の睡眠がとれるおすすめの方法 - パパの助けになる子育て教室
そして、その睡眠のスイッチは朝起きた時の日光にあります。
睡眠を促すメラトニンというホルモンは朝日を浴びる事で分泌が止まります。その止まったホルモンは、自動的に12〜14時間後に分泌が始まります。
という事は、朝日をしっかり浴びれば夜は自然と眠気が訪れるという事です。
そして、1日20分ほど日光を浴びる事でセロトニンという心を落ち着けるホルモンが分泌されます。これにより、不安やストレスの軽減を図る事ができます。
また、同時にビタミンDの生成も行われます。これは子供の成長に不可欠な成分です。
これだけでも外に出て日光に当たらず過ごすリスクは理解してもらえると思います。
そして、夜のスマホやテレビのリスクは、画面のブルーライトにより脳が覚醒し、眠気を解消してしまう事です。
「スマホを見てても寝れる!」という方もいるかと思いますが、睡眠の質に大きな影響を与えるという事が重要なポイントです。
リンクを貼った記事にも書いていますが、睡眠は時間よりも質が大切になります。寝る直前までスマホを触っても朝まで眠れますが、眠った後の90分の睡眠の質が下がるため、上記に書いた睡眠の効果が適切に得られなくなると言われています。
また、睡眠不足によって痛みに関する感受性が高まってしまう事が分かっていますので、イライラした感情を強くしたり、腰痛などの痛みでストレスを高めてしまう弊害も予測されます。
まとめ
沢山書いていますが、間違えないで欲しいのが、外出して遊び歩く事を推奨している訳ではないという事です。
子供の成長・ママやパパが健やかに過ごすためには、睡眠の質を高めるために日光にしっかり当たる必要があることを知ってもらいたかったんです。
ベランダでも庭でもいいと思います。朝一に日光に当たるように心掛けてもらえればと思います。
この感染症の対策は長期戦です。ips細胞で有名な山中教授も述べていました。
そして、過去の感染症のデータなど参照すれば、この先も新たな感染症は数年ごとの単位で起こることが予測されています。
情報を正しく理解し、一人の発信に振り回されないようにしてもらう事が、自身のメンタルを安定させる一番の方法かも知れません。
そういう意味では、私の記事も一つのメッセージであって、全ての答えでは無いです。
少しでも皆様の役に立つ事を願います。
同じ子育て世代として、この難局を乗り切り、「子供が健やかに育つ」ように日々を過ごせればと思います。