パパの助けになる子育て教室

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楽器を習うと頭が良くなるのか?

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 皆さんは、子供に楽器を習わせていますか?

もしくは、自身が子供時代に習っていましたか?

私は、習い事としてはしていませんでしたが、保育園時代に鼓笛隊や音楽祭の練習が非常に厳しい所だったので、泣きながらハーモニカの練習をした記憶があります。

(今は、もう吹けませんが・・・)

我が子も先日、幼稚園で太鼓の発表会があり、子供は楽器に触れる機会が多いなと思っていて、どんな効果があるのか気になっていました。

すると、楽器を習った経験のある人は、一般の人と比べてワーキングメモリの機能が高い

事がわかった様です。

つまり、楽器を習う経験がワーキングメモリを育む可能性が高いという事で、ぜひ参考にしたいと思いますね。

私は、楽器が全くできませんので、お風呂から上がる前の「何十秒つかる」という代わりに「一緒に歌う」という、ささやかな抵抗をしております。

もっか、我が家の双子は、「虹(ドラえもん)」と「紅蓮華(鬼滅の刃)」にハマっており、毎日3人で歌ってます!

 少し脱線しましたが、楽器のもたらす、良い影響についてまとめてみます。

 

目次

楽器の良い影響

 新しい事を覚える事や習い事を継続するということだけでも、時間や約束を守る事や習い事を意識した予定を立てる計画性予測力など「セルフコントロール能力」が身につき易い状況であると言えます。

脳機能に良い理由は?

 上記にワーキングメモリを育む可能性が高いと書きましたが、長期の記憶や短期の記憶能力の高さも認めています。

 ワーキングメモリとは、簡単に言うと、繰り上がり計算電話をかける直前の電話番号の記憶など、何か作業をするために瞬間的に覚えておく短い記憶の事を言います。この機能は、瞬時に問題解決を必要とする場面で使われる機能で、

「ワーキングメモリの機能が高い=頭がいい」と周囲から言われる能力の事を言います。

①多様な感覚機能を使う 

 単純に楽器は、音を聞く(聴覚)、楽譜を見る(視覚)、演奏する(触覚運動覚)、楽器の振動(振動覚)、吹奏楽器(味覚?)、リズム感などなど、人の有する様々な感覚器官を使って行うものです。この多様な感覚器官を使って取り組むというのが、脳の機能を向上させ、記憶を定着させると言われています。

 一昔前に「ドラゴン桜」というドラマが流行りまして、勉強出来ない子達が東大を目指すというストーリだったと思います。

その中に、屋外で歩き回りながら、卓球の素振りをして暗記するという場面が描かれており、当時は嘘だと思っていましたが、意味のある勉強法だったという事です。

 つまり、多くの感覚器官を活用すれば、記憶力は高まると言えます。

②チャンク化に慣れる

 チャンクとは「意味のあるかたまり」のこと。バラバラの情報を何らかの法則に基づいてグループにまとめ、頭に残りやすくした状態を指します。

(超効率勉強法より引用)

例えば、電話番号を覚える場面を想像して下さい。単に「09010293847」とランダムな数字を覚えるより、「090-1029-3847」と間にハイフンを挟むことで、「3−4−4」の3要素に一度バラして、その3つの要素を1つの塊として覚える事で脳の負担が減ると分かっています。

 つまり、これといった区切りのない情報に「枠組み」を定める事で、頭に残りやすくなる

という事で、効率的な勉強法として重要と言われています。

 楽器も同じ様な現象ですよね。私は全く出来ませんから、楽譜は単なる記号の羅列にしか見えません。ですが、その羅列にメロディやリズムという「枠組み」を使い、情報をまとめる事で、自分が記憶し易い形に変換していく作業です。

 過去の伝承などが歌や演奏に合わせて後世に伝わったのも、この「音楽の枠組み」を使い物語を記憶するための工夫だったと言われています。

 楽器の練習を通して、将来の学業や仕事における効率的な記憶の方法を身につける事ができる様になります。

脳機能以外に良い影響

③客観力が鍛えられる 

 吹奏楽などの集団になると別ですが、楽器とは、自分自身に向き合って習得していく作業になります。家でピアノを練習している場面を想像してみて下さい。

そこには、他者の影響は全くありません。自分の弾き方や楽譜の覚え方をどの様に工夫すれば良いのかをアドバイスを求めながらでも自分で考えるしかありません。

サッカーや野球などの対戦相手の影響により、思っても無い成果が出るという事は少ないでしょう!

だからこそ、自分の現状を受け入れ、課題解決の方法を考え、自分で努力し変化できる達成感を得易い、まさに、セルフコンパッションを育むのに楽器は良い影響を与えると言えます。

④協調性を育む

 今度は集団での効果です。相手がある状態で取り組むため、相手を尊重し、時には意見をぶつけ合いながら成果を高めていく作業になります。そこには、誠実性」が重要なスキルになります。周囲を観察する(観察力)や、それに合わせて行動を変化させる(柔軟性)を通して、集団で成果を上げるための「知的謙遜」のスキルを身につける事ができます。

 

まとめ:楽器の経験が将来の問題解決能力を育む

 楽器を習う習慣があれば、ワーキングメモリを鍛え課題を解決する能力を高める可能性が高いと言えます。学業や仕事など新しい事を始める場合には、予測できない問題を予測可能な情報に変換し、その中なら1つずつ解決していく作業の繰り返しが必要です。ここにワーキングメモリの能力と知的謙遜のスキルが重要になってきます。失敗を繰り返しながらできる事が増えたという子供時代の経験が、自分は変われるというマインドを育て、自分を受け入れるセルフコンパッションを育むことになります。

 パパやママ自身もできた成果を褒めがちですが、その過程で努力したこと、失敗しても考えた事を褒めてあげて下さい。

 もし、同じ様な悩みを抱える方に、この中のたった一つでもいいので、小さな習慣を変える事につながれば幸いです。

自分自身が育児と仕事の両立ができなくなりそうで、試して良かったことをまとめて作ったブログです。

この記事を読んで頂いたパパが、育児と仕事を楽しんでできる。

そんな心の余裕を作りたいと思っています。

最後まで読んでい頂いてありがとうございました。

また、次回の記事でお会いできればと思います。

 参考図書を紹介しておきます。