感情表現を増やし、自分の感情に気づく練習法!
前回、「双子パパが教える!子育てでのウィルパワー活用術!」についてまとめた際に、イライラした場面を細かく書き出してみては?と提案しましたが、案外自分の感情に気づくのは難しい事が多いです。
特に子育てにおいては、子供にイライラした時や怒ってしまった時の感情を想像する事が多くなり、あまり思い出したく無い後悔なども伴ってしまいませんか?
これは、人の心理として仕方のない部分が多いです。あるがままに受け入れるには、「セルフコンパッションを身につけておく」必要がありますし、「上手く行かなかったことに向き合えるマインドセット」が必要になります。
このあたりのテクニックは時間をかけて少しずつ自分で体験していく必要があります。小さな習慣を積み重ねることで育まれるので、ぜひ試してみて下さい。
感情に気づくためには、いくつかステップが必要です。
日常の子供への声かけを意識することで、自身の感情に気づき易くなり、それ自体がストレスマネジメントへと変化します。
今回は、そんな感情に気づく練習をまとめてみます。
目次
感情に気づく練習
1、子供の感情をそのまま表現してみよう!
イメージしてもらいたいのは、パートナーに怒られた後の子供の様子です!皆さん、この場面では意外と冷静に物事を見ていませんか?パートナーが怒る事も分かるし、子供は本当はこうしたかったんじゃないかな?と子供が一方的に悪い訳ではない事に気づきますよね。
この場面が練習の最初のステップです。怒られた子供を呼び、優しく抱きしめながら「(例えば)ママと遊びたくて、ママに物を投げて当ててしまったんだよね。」と子供が行動した時の感情を代弁する様に接してあげて下さい。
*注意点*
子供を怒った時や注意した時には、パパとママで役割分担するのは非常に効果的です。しかし、その際は両者できちんと取り決めをしてから行う様にしましょう!
なんの約束もなく、パートナーが怒った後に子供を優しく諭すところを見せつけてしまうと、パートナーは「自分は子供の感情に気づかなかった」や「また怒ってしまった」「パパ(ママ)は上手に話せるのに私だけ・・・」など自責の念に駆られてしまいます。その感情がセルフコンパッション を低下させ、しなやかマインドセットを身に付ける機会を失ってしまいます。
2、自分の感情にストーリーを作る
自分が不意に怒ってしまった場面では、子供のとった行動が全ての原因ではない事が多いです。さっきの例えで、 「ママと遊びたくて、ママに物を投げて当ててしまった」を想像して下さい。このママは、自身に物を当てられた事だけで怒ったのでしょうか?
・物を当てられて痛いから怒った(これは確かにありますね)
・人に物を投げることをやめさせたいから
・暴力的になって欲しくないから
・何かしていた事が中断させられたから
・そもそもイライラしてたから
・お腹が減ってるから
・それにより悲しくなったから
・子供の無邪気さが無くなって寂しくなったから
などなど、いろんなイライラポイントがあると思います。
これをさっきの場面と同じ様に、パートナーの感情を想像してみて下さい!
この怒った表現をするまでの過程をストーリーの様に想像してみる事が大切です。
ここで少しカラクリがあるのですが、このパートナーのストーリを描いていたとしても、その中の表現は、自分自身が普段感じていることを積み上げているに過ぎません。
人は他者の感情を理解するときには、自分の感情の物差しで理解します。自分の知らない感情について思いつくことはありませんよね。
それこそが、自分の中にある感情表現や潜在的に思っている事を自覚する練習となります。
ここまで、感情の種類に気付けると対策を考える事ができるので、ストレスは軽減します。
3、感情表現の数を増やす!
上記のステップで、1つの怒ってしまった場面から複数の状況や感情 を想像する機会を経験できたと思います。では、この感情表現を増やすにはどうすれば良いのか?
結論、いろんな感情表現に触れる事で共感力を高めるのが一番です。
共感力の高め方は、過去の記事に詳しくまとめていますので、よければ読んでください。
最近は、自分の好きなコンテンツのみ視聴できる時代なので、知り得る世界が狭小化していると言われています。そうすると経験する感情や感じる事が毎回似通ってしまいますよね。
つまり、自分だけでは選ばない様なドラマや映画・小説に触れてみるのが感情表現を増やす手段として有効です。
「パートナーとの関係が良好に続くには、Netflixや映画などを一緒に見る習慣が大切」といった報告がありますが、この中には一緒に過ごすイベントの大切さ以外に、パートナーの好みにを共有する事でそこで生まれる感情に気づく機会が増えるからと考えます。
この様に、自分の世界にない感情に触れていく事が大切ですね。
子供の好きな番組を一緒に見たり、絵本を読んであげる事もいい練習になると思います。
まとめ:パートナーの感情表現に触れ。ストーリー化してみる事が、子供への怒りを減らす練習になる!
子供に対して怒ってしまう時には、自分の中に渦巻く色々な感情が影響しています。そこに気づく練習として自分自身に目を向けていくのは抵抗がありますよね。まずは、パートナーや子供の感情をストーリー化して客観的に捉えることから始めてみて下さい。その時の感情表現は、普段の自分が思い描いていることへの振り返りとなります。
そこに気づく様になれば、直接自分の感情に触れてみましょう!
そうすることで、子供に怒り過ぎたといった場面を減らしてくれることにつながると思います。
もし、同じ様な悩みを抱える方に、この中のたった一つでもいいので、小さな習慣を変える事につながれば幸いです。
自分自身が育児と仕事の両立ができなくなりそうで、試して良かったことをまとめて作ったブログです。
この記事を読んで頂いたパパが、育児と仕事を楽しんでできる。
そんな心の余裕を作りたいと思っています。
最後まで読んでい頂いてありがとうございました。
また、次回の記事でお会いできればと思います。