感情に正しく気づく為には、姿勢から気をつけてみてはどうか?
「セルフコンパッション」や「マインドセット」関連の記事にて、「あるがままを受け入れる」や「感情を正しく理解」する事が大切であると書きました。
挫折に立ち向かえるマインドセットの育て方 - パパの助けになる子育て教室
人生をイージーモードに変えるマインドセットを身につける子育て法 - パパの助けになる子育て教室
子供の将来を決めるセルフコンパッションとは? - パパの助けになる子育て教室
子育てで一番やってはいけない事は? - パパの助けになる子育て教室
一応、リンク貼っておきます。気になる方はどうぞ!
子育てがいい方向に進んで、子供が自分の感情を正しく理解し、思う存分発散しているのであれば良いのですが、パパやママの表情から我慢する機会も少なくないと思います。
そうなると、いつかは我慢する事が日常化して、自分が抱いている感情を正確に把握しないまま、自動的に別のことを考えたり、対処する行動を身につけてしまいます。
これは、人間関係に波風を立てないテクニックの様に見えますが、自分が何に対してストレスを抱いているのか分からなくなるといった、長期的にはストレス対策ができなくなるデメリットが存在します。
しかし、ある程度の年齢になった子供さん(だいたい小学生くらい)に感情を理解する様に促したり、無理に表出させるとかえってストレスフルな状態に陥る可能性が高いです。
例えば、「AとBとどっちにする?」と声をかけ、なかなか返事をしません。目も合わせません。こんな場面ないですか?我が家は絶賛、サンタへの頼みものがそんな感じで決まりません・・・どうしましょう?
この場面い置いて、自分で選択させて良い様に感じますが、子供自身は、自分の中で欲しいものに対して葛藤しています。「本当に欲しいものは言えない」「前に無理と言われた事がある」「選択肢はそれだけじゃない」「違うの言ったら怒られる」「選択を急がされている」「ゆっくり考えさせてくれない」などネガティブな感情を抱いていて、返事ができないのかもしれません。あくまで推測の範囲は超えないですが、無邪気な子供が考えるということは、何か理由がありますよね。
1回の声かけでここまで弊害は出ないでしょうが、日常的に繰り返される会話には、子供はパパやママが求めている反応に答えようとして、その基準を元に最適な選択を導く習慣が身についてしまう(硬直マインドセットの考え方になります。)といったリスクが潜んでいます。
結果として、自分の本心に蓋をしてしまいますよね。
現代人の抱える不安や原因不明の不調は、こういった自身の感情を正確に受け入れれない事によるストレス反応として表出されていると言われています。
ぜひ、子供たちには、自分の感情を客観的に捉える習慣を身につけてもらいと切に願うばかりです。
では、どうすれば良いのかは非常にシンプルです!
無意識に司る行動に対し、日常的に目を向ける!
という事です。
自分の体で無意識に行われ、かつ自分で手軽に修正できるのは、「良い姿勢を保つ」事が一番簡単です。
自分が今どんな姿勢なのか?どこを正すと良い姿勢になるのか?こんな短時間で猫背になるのか?など自分の体に注意を払う習慣を身につける事が、自分の内面に意識を向ける(自分自身を客観的に捉える)能力を身につけてくれます。
つまり、
定期的に自分の姿勢を正す習慣をつけると感情理解が正しくできるよになる!
という事です。
すぐに花開く事ではないですが、子供の将来のストレス対策に大きな影響を与える習慣になります。
「姿勢に気をつけるだけで怒りをコントロールできる様になる」と言われる様に、姿勢には感情知覚、ストレス対策、幸福度のアップ、健康効果と様々な良い影響があります。
子育てに手軽に取り入れれるテクニックですので、パパ自身も子供たちと一緒に姿勢を正して、遊びながら取り入れてみてはいかがでしょうか?
ぜひ、日々の子育ての参考になればと願います。
今回も、結論を先に書いていますので、以下にどんな研究であったのかを軽くまとめておきます。
興味のある方は、見ていただければ幸いです。
また、いつもと違った書き方をしていますので、「こっちの方が読みやすい」や「前の方がよい」など気軽にコメント頂ければ嬉しいです。
また、次回の記事でお会いできればと思います。
オークランド大学の論文(1)では、姿勢を正すだけで逆境に強くなり、ストレス解消になると言った報告があります。
男女74人に対し、面接官の前で5分のスピーチと暗算問題を実施してもらいます。その際に、「猫背のまま行う」グループと「背筋を伸ばして行う」グループに分けました。
結果、背筋を伸ばしたグループは、
・自信を持ってスピーチできた
・スピーチ内容もポジティブだった
・集中力が持続していた
・全体的にストレスレベルが低かった
といった、姿勢による影響を認めました。
研究チームは、
背筋を伸ばして座ると、ストレスが大きい状況でも自信を保ち、ネガティブな感情を減らし、前向きな気持ちを高める事ができる。
姿勢を正すことは、ストレス対策としてシンプルで効果的な方法になるかもしれない。
と述べています。
姿勢を良くする様に意識するだけで、ストレスに強いメンタルを手に入れられるのならいいですよね。
ぜひ、試して頂ければと思います。
また、ママに対しては自由な時間の提供も含めて、ヨガをすすめてはいかがでしょうか?
科学的にもストレスに強くなる効果が実証されています。
もし、同じ様な悩みを抱える方に、この中のたった一つでもいいので、小さな習慣を変える事につながれば幸いです。
自分自身が育児と仕事の両立ができなくなりそうで、試して良かったことをまとめて作ったブログです。
この記事を読んで頂いたパパが、育児と仕事を楽しんでできる。
そんな心の余裕を作りたいと思っています。
最後まで読んでい頂いてありがとうございました。
上にも書きましたが、いつもと違った書き方をしていますので、「こっちの方が読みやすい」や「前の方がよい」など気軽にコメント頂ければ嬉しいです。
また、次回の記事でお会いできればと思います。