パパの助けになる子育て教室

『子育てを仕事のように楽しもう!』をモットーに、『今しかできな子育て』を忙しいパパ達が楽しめる方法を紹介します

夫婦で寝不足の会話をすると危険かも

寝不足の影響は? 睡眠不足が引き起こす状態一覧|Good Sleep Labo - ぐっすりラボ|ショップジャパン

育児に奮闘する皆さま

今日もお疲れ様です。

作業療法士として働きながら、双子育児に奮闘している双子パパのohyamakです。

 

パパやママの間で「眠たいな」といった会話は日常的に行われていますか?

子育て中は、夜泣きや授乳、子供の寝相で夜中起きるなど、良質な睡眠が確保出来ませんので、寝不足は当然なんです。

例えば、授乳中に夜中一緒に起きて、一緒にミルクを与えてといった共有した体験での寝不足会話については全く問題ありません。むしろ将来的には、プラスに働きます。

今日のテーマは、共有していない時間帯での寝不足についての会話をパパとママは違った視点で解釈しているという事です。

例えば、パパは会社勤め、ママは専業主婦の場合、日常の多くの時間を別の空間で過ごします。お互い知らない時間が長く存在した中での「寝不足」について話すときの捉え方が男女で180°違うのです。

つまり、寝不足の話から受ける印象を全く違うように捉えてしまうことで、後々の関係に溝を作る可能性があるから注意しましょうということです。

これは、私なりの解釈ですので、知識(情報)程度に参考に頂ければと思います。

 

背景の研究

パパには共感頂けると思いますが、「寝ていない自慢」の研究です。

皆様も心当たりありませんか?

私も国家資格取得にあたり、実習がありましたので、「実習中どれだけ寝ていないか自慢」をしていました。

現代冷静に考えれば、「寝不足」=「脳機能の低下」と明らかなので、自慢すればするほど、「集中力がない」「感情が不安定かな」「自己コントロールできない」と能力の低い印象を与えてしまうので、逆効果なのは一目瞭然ですが、昔はなぜ「寝不足自慢」が流行ったのか?そのメリットは?を調べた研究があります。

 

オレゴン大学の研究で、「寝不足男」のイメージについて調べました。

  1. 「よく寝る男」と「寝ない男」の2種類を想像させ、どんなイメージか尋ねる
  2. 「睡眠時間が少ない男性の特徴」をいくつかの尺度を使って評価してもらう

 

結果

  • 眠らない男は男らしいイメージがある。
  • 睡眠時間が多い男は男らしさが低いと判断されやすい。
  • 女性は、時間の長短で印象は変わらなかった。

という結果です。あくまで昔ながらの印象ですが、

男性的には「眠らない男」は仕事ができるとか目的思考がはっきりしているイメージが強い事がわかります。

女性的には睡眠時間からの感じる影響は無いという事がわかります。

 

ここから本題です。

この男女で捉え方が違う(=価値観が違う)事を知っておく事がとても重要です。

これを知らないとパパのメンタルはガタ落ちしていきます。

 

パパのメンタルに影響する理由

「寝不足自慢」という言葉を使った様に男性は、「寝不足」に「自慢」という印象を抱きます。

つまり、相手の「寝不足自慢」を聞くと、「自分の努力は足りないのではないか?」「このままでは昇進に負ける」「自分の立場が悪くなる」「上司への印象は?」など仕事成績への悪影響を想像し、今の自分を受け入れ難いメンタルになってしまいます。(自己肯定感が下がるという事

ママからしたら、「そんなこと?」と思われがちですが、パパなりに収入が家庭を救うと感じている人がまだまだ多いのが現状です。

 

起こる問題

ママ:「今日は眠たいわ」

パパ:「・・・お疲れ様、何かあった?」

ママ:「何もなかったけど、眠たい」

パパ:「・・・そっか」

みたいな会話ありますか?

なんか普通の光景ですよね。「育児で幸せになれるS N Sの使い方 - パパの助けになる子育て教室」でも記憶に残す方法として書きましたが、上の光景1回での影響はほとんどないですが、繰り返されるとだんだんと悪い方に向かいます。

この会話のポイントは、話してるそれぞれの心理状況の推察です。

 

ママ:眠たいと伝える事で育児の大変さや自分の時間を確保できない事を共感して欲しい。もっと協力的になって欲しい。休みとって手伝って欲しいなど

体験を共有して欲しい、話を聞いて欲しいといった思いを持つ事が多いと言われています。

 

パパ:寝不足と聞いて、「大変なんだな。何を協力したらいい。」と感じて行動に出ます。行動が変わるという変化は、現在の自分を否定しているから変わるのです。「何かが足りない」「もっとこうしよう」と思い、ママの寝不足が改善すればいいのですが、それが変わらずに、上の様な会話が繰り返されると、パパは、「自分の努力は足りていない」「自分はダメだ」と自己肯定感が低下してきて、「私は寝不足になるほど、しんどい思いをしている」とアピールされている様に感じてきます。

 

ちょっと極端な事例かも知れませんが、ここまで来ると、ママは話のきっかけにしただけなのに、パパはその話を聞きたくないというスイッチが入ってしまい、夫婦の会話が欠如していき、夫婦関係に亀裂が入る事態につながります。

 

対策

パパとママが価値観を共有する事が大切です。この情報を知っているパパなら、自慢では無いと知っていますので、対処が可能です。

ですが、それだけでは根本的な解決になりませんよね。

寝不足を解消する事やママの時間を作る事が重要です。

寝不足に対する価値観の共有

睡眠の質を改善する。最初の90分をぐっすり眠れる工夫。

毎日30分だけでもママの自由な時間を作る

子育ては子供の反応に合わせて動くため精神的な疲労が強い事を知る

このあたりを対策として取れれば、いいのではないかと思います。

 

まとめ

寝不足問題は子供が一人で寝てくれる様になるまでは難しい問題ですよね。それまでは、一緒に育児に取り組む事でいろんな思い出や場面を共有し会話しておく事が大切ですね。また、海外の研究データですが、寝かしつけを同室にしない方が将来的にもメリットがある様です。確かに昔見た「フルハウス」という海外のホームコメディドラマでも赤ちゃんを一人で寝かせているシーンが印象に残っています。これは、子供自身で眠るタイミングを身につけるのに重要だそうです。我が家は一緒に寝る習慣をつけて4歳まで来てしまいましたので、今から始めるのは勇気が入りますね。

パパとしては、娘と寝れる期間はあと少しなので今は寝不足でも頑張れるかな。

 

もし、同じ様な悩みを抱える方に、この中のたった一つでもいいので、小さな習慣を変える事につながれば幸いです。

 

自分自身が育児と仕事の両立ができなくなりそうで、試して良かったことをまとめて作ったブログです。パパが育児と仕事を楽しんでできる。そんな心の余裕を作りたいと思っています。

最後まで読んでい頂いてありがとうございました。

私が育児で参考にした書籍など紹介しておきます。