パパの助けになる子育て教室

『子育てを仕事のように楽しもう!』をモットーに、『今しかできな子育て』を忙しいパパ達が楽しめる方法を紹介します

子育てで一番やってはいけない事は?

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マインドセットシリーズ」で書いた様に、子育ては、パパやママ自身のトライ・アンド・エラーを子供に見せる事、一緒に話をする事で挫折に立ち向かう「しなやかマインドセット」を身につけることにつながるとまとめました。

ohyamak.hatenablog.com

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パパやママ自身が子育てに関して、「失敗したな」と思いやすい場面てなんでしょうか?

自身の取った行動が、その場で子供の反応に現れることが一番わかりやすいですよね。

多くの方に共通するかと思いますが、

  • 怒りすぎた
  • イライラした感情をぶつけてしまった

と後悔した経験はないでしょうか?

「自分はなんて、感情をコントロールできないのか?」と自分を責めてしまいませんか?

では、自分の感情を押し殺し、イライラしている時でも、いつもニコニコしているパパやママが素敵な親でしょうか?

以前、「感情を抑え付けるとパートナーの血圧などに影響があるよ」と書きましたが、感情を押し殺した様子を子供は凄く敏感に感じとるものです。

パートナーがスマホを触りながら、空返事をした時の子供の顔をよく見て下さい。明らかに満足していない顔をしているはずです。

怒って声をあげていなくても、イライラしたママの側には寄り付かず、珍しく子供だけで遊んでいることはありませんか?

子供は本当に敏感に感情を知覚しているものです。そういったイライラを感じさせる状態で子供に優しい言葉をかけると、子供の頭の中では矛盾を生じてパニックに陥ると言われています。

 

結論を言うと、

イライラを抑えた仮面の笑顔が子供との関係性を低下させる影響がある

ということです。

研究では、感情を抑圧した親(仮面の笑顔)と遊んだ子供は、反応が鈍くなり、ポジティブな感情が現象したそうです。

つまり、

イライラしたときは無理に抑え付けてはダメ

と言うことになります。

 

対処としては、イライラしている時は、素直に「こん嫌な事があった」「少し一人にして」と

素直に自分の感情を伝える事が大事と言う事です。

その表出自体が、「挫折への対処」「感情をどの様に処理しているのか?」と

子供自身が学ぶ教材になるのです。

 

イライラした時は、あるがままを子供と共有することで、お互いのマインドセットをしなやかに変えていくきっかけになると思います。

また、良いポイントとして、自身の感情をあるがまま受け入れる(自身の内面に目を向ける)方がその感情を正確に分析しようと無意識に考えます。つまり、

自分の感情だけど第三者的に物事の様に見ます。

例えば、「あの場面であんなことしたから、嫌な事を言われて、今しんどい」と連想できれば、次からの対処が思い浮かんでいくことになります。

人は解決の糸口が見つからない課題から強いストレスを受けやすいものです。解決の糸口が見つかるとストレスは減少する事がわかっています。

 

ぜひ、日々の子育ての参考になればと願います。

今回は、結論を先に書いてしまいましたので、以下にどんな研究であったのかを軽くまとめておきます。なかなかアメリカ的というか、日本でやったら夫婦関係まで終わってしまうのでは?といった内容です。

興味のある方は、見ていただければ幸いです。

また、いつもと違った書き方をしていますので、「こっちの方が読みやすい」や「前の方がよい」など気軽にコメント頂ければ嬉しいです。

また、次回の記事でお会いできればと思います。

ワシントン州立大学の大学の論文です(

小さな子供のいる109組みの親を対象とした研究です。感情の抑制は子育てに悪影響を与えるのか?を確認したものです。つまり、親子のコミュニケーションに影響を与えるのかどうかを調べたという事です。

その方法として、

1、 最初に両親たちに人前でスピーチしてもらい、仕込み客から「ひどい内容だった」と嫌な批判を受ける

2、その後、子供たちとレゴで遊ぶ

その後2つのグループに分けます。

1、自然な感情のままで遊ぶ(不機嫌さを隠さずに遊んでもらえる様に)

2、感情を抑えて子供と遊ぶ(仮面の笑顔で接する様に)

レゴをしている様子は動画撮影しており、以下のポイントを確認しました。

  • 親の反応性
  • 温かみ
  • コミュニケーションの質
  • 子供への指示の出し方

結果は、

感情を抑えて遊んだグループのレゴ遊びの間のパートナー、子供への影響は、

・ポジティブな感情が減り、会話の量も現象した。

・子供は親の反応が伝染した様に、反応が鈍くなり、ポジティブな感情が現象した。

という結果で、感情を自然と表出したグループの方が最終的には、良い反応を示した事がわかりました。

研究チームは、

子供たちは微かな感情の変化を読み取るのが上手い、両親からネガティブな感情を知覚したにも関わらず、親の行動が普段と変わらない事に混乱を起こしていた。

つまり、この時の両親は矛盾する2つの情報を子供に与えていたわけだ。

大切なのは、子供に素直な感情を見せる事だ。そうすれば、子供たちは素直に感情をコントロールする事を覚え、ネガティブな感情は解決できるものであると問題の解決能力もアップする。

この事から、子供自身が怒っている時は、素直に怒りを表出させる事が望ましい。そこから状況を改善するには何をしたら良いのか一緒に考え、伝える方が良い。

とまとめています。

感情の抑制は、貧富の差や子供の非行などとの関連も報告されている為、感情を抑圧する習慣を身につけない方が確実に良いと言えます。

時折、怒った事がない(仏の様な人)とナチュラルに凄い人に 会う事がありますが、自分はそんな事はできません。

少しでもストレスに対処できる手段を多くして、感情を押し殺すのではなく、コントロールする事を身につけようとしてきました。

これが上手くいったかどうかは、何十年後かにわかるんだろうな。

 

もし、同じ様な悩みを抱える方に、この中のたった一つでもいいので、小さな習慣を変える事につながれば幸いです。

自分自身が育児と仕事の両立ができなくなりそうで、試して良かったことをまとめて作ったブログです。

この記事を読んで頂いたパパが、育児と仕事を楽しんでできる。

そんな心の余裕を作りたいと思っています。

最後まで読んでい頂いてありがとうございました。

上にも書きましたが、いつもと違った書き方をしていますので、「こっちの方が読みやすい」や「前の方がよい」など気軽にコメント頂ければ嬉しいです。

参考図書も一つ載せておきます。

また、次回の記事でお会いできればと思います。