運動は子供の性格まで変えてくれる!
皆様、子供さんは運動をたくさんしていますか?
もちろんパパやママ自身もたくさんしているでしょうか?
『運動=健康』
という認識は強くなっているかと思いますが、単に筋肉をつけるという、体の健康だけではなく、心の健康、学習効果、記憶力など様々な効果が認められています。
そんな『運動』が性格にまで影響を与えるという、そんなまとめをしようと思います。
基本的に、子供さんの性格の50%は遺伝的要因によって決まります。
残り50%は友人交流などの外部環境によって決まります。
つまり、親の関わり方や接し方の影響はほとんど受けないというのが現代の定説です。
しかし、虐待や辱めを与えるような心理コントロールは悪影響を及ぼしますので、絶対してはいけません。
過去に性格についてまとめた記事があるので、良ければ読んで頂ければと思います。
パパやママが子供の性格に与える影響というのは、自分の遺伝意外に10%あるか無いかくらいになります。
ですが、『運動しない』という影響は、外部環境の50%に相当するほど『性格』に影響がある事が示唆されています。
『運動』習慣が将来の子供の成功を約束する、そんな『性格』を身につけれる事につながればと思い、記事にまとめています。
目次
運動が性格に与える影響
モンペリエ大学による、『20年以上にわたる身体活動と人格の発達』という研究(1)
です。研究については、以下のような方法を用いています。
・男女合わせて6,000人を集める。
・全員に性格テストを行い、毎日の運動量をチェックする。
・約20年後に同じ性格テストを実施する。
結果、
・普段の運動量が少ない人は、ビックファイブテストにおける『誠実性』『外向性』『協調性』『開放性』の低さと相関していた。
と、『運動』が、ほぼ全ての性格因子に影響を与える事がわかりました。
ビックファイブテストとは、人の性格を5つの因子にわけて判断するといった性格テストです。多くの研究で活用され、性格を知りたければビックファイブが良いと言われるようなものです。5つの因子には、
● 開放性=好奇心旺盛かどうか
● 誠実性=まじめさの程度
● 外向性=社交的かどうか
● 協調性(調和性)=やさしさがあるか
● 神経症傾向=不安や緊張しがちかどうか
に分けて考えられます。
つまり、『運動』が少ない人は、
● 誠実性が低い=不真面目になる傾向、物事を投げ出しやすくなる
● 外向性が低い=内向的で人とのコミュニケーションが苦手
● 協調性が低い=他者に厳しく、自己中心的になりやすい
● 開放性が低い=新しい事にチャレンジしない傾向にある
といった影響が出てくると言えます。
子供に『運動』する習慣がなければ、将来の性格を左右する大きな影響があるという事です。
特に『誠実性は人生を成功に導く必須のスキルである』事がわかっているので、この1点を身につけるためにも生活の中に『運動』は取り入れるべきですよね。
どんな運動が効果的なのか?
この研究では、運動の負荷(しんどさ)による大きな影響は確認されていないので、軽めの運動からしんどいものまでなんでもOKだそうです。
例えば、
・庭の草抜き
・散歩
・公園で遊ぶ
など、体動かしているなと感じるレベルでも効果があるようです。
ある程度、『運動』したと実感のあるものや、全身を使う方が望ましいので、歩く事が一番わかりやすいかもしれません。
子供としっかり体を動かして遊ぶ事で、子供だけでなく、パパやママの性格も良い方向に向かう可能性が高いですね。
ビックファイブ気になる方へ
正式なビックファイブテストは有料なものが多いので、無料できる簡易なものを紹介します。
● ビックファイブを元に自分の特性がわかりやすくなっています。
アプリをインストールして質問に答えていくだけです。
● 簡易版ですが、自分の傾向がわかりやすいものになります。
まとめ:一緒に運動して、性格を変えてみよう!
今回の研究では、『運動』により、『誠実性』や『開放性』など子供が将来の学業や仕事で身につけておくべき必須スキルに良い影響を与える事が分かりました。
家でドリルや知的な遊びをする事も大事ですが、外でめいいっぱい体を動かす事で将来を左右する可能性があります。
また、『運動』とは、BDNFという脳を成長させるタンパク質を多く作る事が分かっています。
ぜひ、『性格』だけでなく心身の健康にも『運動』習慣を取り入れてみては如何でしょうか?
もし、同じ様な悩みを抱える方に、この中のたった一つでもいいので、小さな習慣を変える事につながれば幸いです。
自分自身が育児と仕事の両立ができなくなりそうで、試して良かったことをまとめて作ったブログです。
この記事をちんでくれたパパが、育児と仕事を楽しんでできる。
そんな心の余裕を作りたいと思っています。
最後まで読んでい頂いてありがとうございました。