目標達成は、計画を守らない日を作る事で効率が上がる!
皆様、子育てに置いて何か目標を決めて、毎日実施していることはありませんか?
そして、その目標達成のポイントを『子供が何かできるようになる』という結果で評価しているのでは無いでしょうか?
結果として、子供ができる事が増えることは、悪い事ではありません。
しかし、本当に身につけて欲しいのは、
『目標を決めて、遂行できる能力』では無いでしょうか?
計画を立てて行動したり、途中で計画を修正したり、上手くいかなかったら、再度検証して、新しい計画に変更するなど、『セルフコントロール能力』を身につけ、学業や仕事での成績、対人関係、メンタルに良い影響を及ぼしてくれる、そんな将来を期待したいところです。
そのためには、身に付く結果にこだわるよりも、パパやママ自身が目標を決めて行動している姿を見せる事や説明してあげる事が重要になります。
会話ができるようになれば、わかりやすい言葉で伝えてあげましょう!
『何を目標』に『毎日どんな行動をするのか?』と伝えてあげるのが良いと思います!
しかし、ここで重要なポイントがあります!
タイトルに『守らない日を作る』と書きましたが、
人は、毎日同じ行動を行うと、それに対するモチベーションが低下し、意識して行動できなくなると言われています。
例えば、歯磨きや顔を洗うことにモチベーションはあるでしょうか?
「もっとこうしたらいいのでは?」と検証しながら行う人は少ないですよね。
『もっとこうしてみよう!』とモチベーションを維持し続けることこそ、目標達成や計画を立てる時に重要となり、この習慣が子供の将来を大きく左右します。
このモチベーションを維持し、計画へ意識を向ける作業を行うためにも、あえて計画を守らない『チートデイ』を作る事が重要である事が分かっています。
この『チートデイ』を活用して、目標を達成するまでの道筋を子供に教えていく事が、子供のメンタルを健康に保つ秘訣になります。
パパやママ、そして子供さんにも使える、
目標達成率を高める、『チートデイ』を用いた方法についてまとめていきます。
目次
チートデイは何故必要か?
人の脳とは、効率よく運用するために、毎日する決まった行動は自動化されていきます。
つまり、何も考えずに実行できてしまうという事です。
完全に身についてからであれば、非常に有効なのですが、ダイエットなどの頑張らないといけない新しく取り入れることに関しては、途中でやめてしまう、続かないという悪影響を及ぼしてしまいます。
目標達成には、意志力が必要です。自制心を働かせ、毎日コツコツ続けないといけないので、非常に大変な作業だと皆様も実感していると思います。
『人の意思決定は、その時の環境でほぼ決まってしまう』と言われています。
例えば、ダイエットで言うと
毎日カロリーの高いものを食べずに頑張ってきたのに、ちょっと入ったコンビニでチョコを見つけて、我慢できずに食べてしまうといった現象が起きます。
『モチベーションが下がった』ところ、『チョコが置いてある場所』という環境によって、正しい『意思決定』ができなくなる。
ということです。
ただただ、ダイエットが失敗するだけであれば問題ありません。
しかし、多くの人が、『なんで続けれないんだ』『自分に甘すぎるのが嫌だ』『私はダメな人間だ』と失敗した自分を責める『自責の念』にかられてしまいますよね。
そして、『次は絶対成功させる』とより難しいハードルを設定してしまい、また達成できないという悪循環のループになってしまいます。
これを防ぐためにも、予め『チートデイ』を設けておくことをお勧めします。
チートデイとは、わざと挫折する計画を立てる
モチベーションを維持し、意識を定期的に向け直すためには、わざと守らない日『チートデイ』を設けておく事が重要です。
ベストなタイミングは、
・10日〜2週間に1回は、守らなくて良い計画を立てておく
というだけです。
この『チートデイ』は必ず守るようにしないといけません!
例えば、ダイエットです。
「後3日後には、チートデイだから、好きに食べれるから我慢しよう!」と意識できることで、チートデイ以外での意思決定力を高めてくれます!
何ヶ月を1つの単位にするのではなく、10日を何回というように何クールかに分けて計画を立てる事ができるようになります。
これは、テレビドラマやアニメの放送などにも利用されています。1クール12話と決める事で、そこまでま見逃さずに毎日観たくなる心理を誘発しています。そして、スペシャル番組という『チートデイ』を挟んで、次のクールに向かう仕組みになっています。
つまり、『チートデイ』を用いる事で、チートデイ以外の意思決定や行動を行うための、『自己コントロール感』を高める事ができます。
また、ダイエットでは、基本的にカロリーを減らして行う方法が多いので、体重減少は筋肉量が減っている可能性が高いです。また、体重が減る(脂肪が減る)というのは、
脳が飢餓状態で危険だ!
という認識をしてしまい、無駄な代謝を減らそうと自己防衛的に代謝を抑制する仕組みが働いてしまいます。
そんな脳の機能を誤魔化すためにも、『チートデイ』で食べる事で、飢餓状態では無いと錯覚させる必要があります。
だいたい、
・2週間で1日や1週間で1食
くらいがお勧めです。
私もプチ断食を始めて1年半以上になります。
かなり甘めですが、週末をチートデイに設定しています。
平日は仕事で職場に行くので、環境的にも誘惑に負ける事はありませんが、
週末は、朝から子供のご飯を準備して、食べるのをみているので、まあ誘惑に争うのが難しいです。マクドを食べたいとかパスタを食べたいという横で、一人別のものを食べるのは、かなりの意志力が必要になります。それが自分を責める性格だというのもわかっているので、あえて『チートデイ』を設けています。
ただ、かなり甘めなので、『食べてもいいけど、夜はおかわりなし』や『食べてもいいけど、筋トレする』というように条件を設定した『チートデイ』にしています。
私自身、土日にマクドを食べても、体重もキープできていますし、食習慣もきちんと維持できています。
このように『チートデイ』を設ける事で、
・意志力とはこんなもんだ
・決めた事が上手くいかない事もある
・上手くいかなければ、やり方を変えればいい
といったような、『セルフコンパッション』を高める思考習慣を子供に身につけてもらう事ができるようになります。
モチベーション低下を利用すると・・・
例えば、タバコをやめたいというような、悪い習慣をやめる時には、この目標設定のネガティブな側面を応用してはどうでしょうか?
毎日決まった時間に特定の行動を行う事で、モチベーションが下がります。
『毎日8時にタバコを数本吸う』と決めて、必ず守るようにすれば、徐々にモチベーションが下がり、吸わない日ができてくると、やめる習慣が身につけ始めたという事です。
なんとなくやっていた行動を意識してやると、モチベーションが下がります。
このように毎日やめれなくて困った習慣こそ、『毎日やらなければいけないルール』にしてしまうと、やめれる可能性が上がります。
自分で意識して行う事が重要なので、このテクニックを子供に使うのは難しいかもしれません。子供さん自身が取り組める年齢になれば教えてあげてください。
子供さんに何かをやめてもらいたいと思えば・・・
『やめる』『してはいけない』と思えば思うほど、意識は高まるので、余計にしたくなってしまいます。自制心の弱い子供には尚更です。
そんな時には、『イフゼンプランニング』を活用してください!
例えば、テレビばかり見て、見るのをやめさせたい!と思ったとします。
全てをやめさせるのはかわいそうなので、特定の時間だけを設定します。
寝る前、18時〜20時はテレビはダメ、代わりに絵本ならいいよ。
・条件(if)は、18時〜20時はテレビ
・行動(then)は、絵本
というように、テレビを見たくなったら、絵本の行動をするように伝えます。
時間感覚は、子供にとって難しいものなので、『晩ご飯の後』や『お風呂の後』などわかりやすい表現で良いと思います。
↓過去にまとめた記事です。良ければ参考に。
まとめ:チートデイを活用して目標達成の楽しみを一緒に共有してはどうでしょうか?
この『チートデイ』のテクニックは、目標達成立を高めるのに効果的です。しかし、子供に学んでもらいたいのは、『目標を決めて、遂行できる能力』です。失敗すれば修正し、何度も挑戦する諦めないマインドセットを手に入れて欲しいと望んでいます。
そのためには、パパやママ自身が日常的に、そのような行動を行う必要があると思っています。
ぜひ、仕事や家事などで活用しながら、子供さんにも試してもらえたらと思います。
もし、同じ様な悩みを抱える方に、この中のたった一つでもいいので、小さな習慣を変える事につながれば幸いです。
自分自身が育児と仕事の両立ができなくなりそうで、試して良かったことをまとめて作ったブログです。
この記事を読んで頂いたパパが、育児と仕事を楽しんでできる。
そんな心の余裕を作りたいと思っています。
最後まで読んでい頂いてありがとうございました。
また、次回の記事でお会いできればと思います。