パパの助けになる子育て教室

『子育てを仕事のように楽しもう!』をモットーに、『今しかできな子育て』を忙しいパパ達が楽しめる方法を紹介します

子育ては社会に適応できるようにすること

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 現在、子育ての方法をネット検索するとたくさんの方法が検索できます。逆説のような方法論もたくさんあり、本当に迷ってしまいますよね。情報が溢れすぎているとも言えます。昔はおばあちゃんや親から方法を伝え聞いて実践していました。情報は多くないので先人の体験談をもとに考えれますし、困ったら相談する先も明確です。そういう意味では、親の不安は今とは違ったかもしれません。

 現代はネット社会です。親と同居している家庭も減って、遠方に暮らす人が増えています。親に聞くよりネット検索する方が早い事が多いですよね。でも、ネットに書かれるのは最悪のケースを想定した記事が多く、返って不安になってしまいますよね。これも、情報を正しく理解し必要なことの取捨選択することができなくなっているからかもしれません。私は30代で、自身もインターネットに触れたのは高校生くらいだったと思います。それまでは暗記、本で調べる方法を習ってきたので、現代のネット情報を適切に活用するという、現代の思考に不慣れだから不安が強くなるのかもしれません。

 ただ、多くの子育て論には共通する項目があるのも事実です。それは、子育ての目的です。子供がどんな学校に行っても、どんなスポーツをしても、どんな仕事についたとしても共通する事があります。

 今回は、子育ての目的について書いていきます。

 

子育ての目的

  

社会に出て自立し、税金を納められるようになること

 子育ての一番の目的は、親の手を離れても一人で生きて行く事ができるようになる事です。年齢的に考えれば親の方が早くに亡くなってしまいますので、そのあとも自立して生きていけるようになる必要があります。日本で暮らす以上、医療機関への通院、介護機関の支払いが一部の負担のみで残りは税金でまかなわれています。私たちの日常の多くは国の支援によって成り立っています。ということは、一人一人がきちんと税金を納めることで、日本が住み良い国として維持されます。それが、孫やひ孫の生活の安定につながりますので、税金を納めることが必要になります。もちろん、もっと税金が安くなればと思いますが、そうなると自己負担が増えるはずです。(ちょっと脱線しました。)もちろん、障害を持って生まれた子供など、国の支援が必要な人はたくさんいます。自立するということは人によって違う形があることも知っておく必要があります。

 

自分の身を自分で守れるようになること

 赤ちゃんの頃は家で親が見守って生きて行くので、危険な事は他人が対処します。それが幼稚園や、小学校に行くようになると親の目から離れて過ごす時間になります。友達と喧嘩したり、変な人についていかないようになど、自分自身で身を守る事が必要になってきます。善悪やルールなど自身の身を守れるようになる社会性を身につける必要があります。

 現代の情報は溢れていると言いましたが、詐欺など年々て手口が巧妙になってきています。高齢者だけでなく、若者も狙われる対象になっています。自身の感情や環境を利用されてしまいます。そういった時に、しっかり自分の身を守れるように思考する能力が必要です。そのためには、小さい頃から自分で考えて物事に対処してきた経験の積み重ねが必要です。

 

自分を認め、他人を受け入れられるようになること

 人は一人では生きていけません。多い少ないはあれど他者と関わりながら生きて行く必要があります。他人を受け入れるのは、簡単なことではありません。例えば、自分に全く自信のない人が、どんどん仲間を作って新しいことを始めることはできないですよね。他人と関わる前に、自分自身をしっかり持っておく必要があります。つまり自信を持って生きるということです。自信を持つということは、簡単なことではありませんよね。大事なことは、困難に出会った時に、これをすれば達成できると考え実行し、達成できた経験(課題解決の機会)をたくさん持つことです。特に2〜3歳頃は自分でできることが増えてきますよね。我が家もそういう時に、時間はかかるけど待ってあげる時間が作るように心がけています。毎日はできていませんが...

 

自立するということは

 自立の対義語は「依存」です。依存せずに生きて行く自立には複数の種類があります。

  • 身体的自立:身の回りのことを自分で行う
  • 精神的自立:他人の思考に依存せず、
          自分で考え人生を選択して生きて行くこと
  • 社会的自立:自立した一人として社会に出て行く
  • 経済的自立:経済面で他人に依存せず自活できること

 

 ですが、自立というのは他の助けや支配なしで一人で物事を行うことと言われます。上で書いたように社会とは一人で構成されているものではありません。そこで大切になることが、「自律」を目指すことです。

 

  • 自律:自身の立てた規範に従って、
       自身の行動をコントロールすること

 

 一人で全て行おうとすることではなく、時には頼り自分の規範に従って、自分自身をしっかりコントロールできるようになる自律した人に育ってもらうことが、子育ての目的に一致します。

 

まとめ

 我が家は、奥さんが育児疲れで精神的にも疲弊しているときに、双子に授乳を続けて栄養不足になっている事が精神的にしんどいのではと考えました。卒乳をするように促しましたが、授乳を止めるのが寂しくてなかなか踏み出せませんでした。自分では説得できずに、出産した産婦人科の主治医の先生のところに一緒に相談に行きました。そこで言われたのが「何のために子育てをしてるのか?」でした。「子供を自律させるためでしょ。いつまでも親の庇護下において可愛がるためではなくて、自律して社会に送り出すためでしょ。」と言われ、授乳を続けたいのは親のエゴで、子供のためではない事に気付きました。その事がきっかけで卒乳に踏み切れました。

 子育ては親が子供から離れる事だと思います。ただ突き放す、放任ではなく、子供が自分で離れていく力を身につけさせるように親も成長する事が大切だと思っています。ですので、方法論は正直なんでも良いと思っています。親が、子供が自律するための方法として良いと思う事を実践すれば良いと思います。あと、一人で悩まない事です。というよりみんな悩んでます。それは、親自身も試行錯誤の途中で達成した経験がないから不安なんだと思っています。私自身も先輩ママや先輩パパに積極的に相談しています。

 皆さんも一人で抱え込まないようにしてくださいね。