夜型の睡眠習慣が子供に与える影響
子供の睡眠って大事ですよね。
分かっているんですが、なかなか早く寝かしつけができないのが現状です。
気になるテレビやドラマなど親の楽しみで子供の寝る時間が遅くなっている事が多いのでは無いでしょうか?
レコーダーで録画して見るなど時間に縛られなくなってきているのにも関わらず、今まで以上に時間が無くなっていますよね。
これは、皆さんの意識の問題だけでなく、「文明病」がもたらす影響です。夜早く寝るためには昼間の時間を有効活用し無いといけなくなりますね。
この時間管理の方法も伝えたい内容ですが、
今回は子供の睡眠における影響について書いていきます。
子供の就寝時間の変化
平成22年に財団法人日本小児保健協会の実施した調査によると夜10時以降に就寝する子供の割合は、1歳半・2歳・3歳で約3割を超えている事が分かりました。しかし、平成12年の調査では半数を超えていたため、かなり改善していると考えられます。
それでも、夜8時までに就寝する割合は、約15%くらいだそうです。
一番多いのは、9時に就寝する子供で全体の半数程度です。
また、郊外に比べて都心で暮らす子供達の方が寝る時間が遅い事も分かりました。
諸外国に比べて日本の睡眠時間は短い事も分かっています。
(学術の動向2010.4より引用)
睡眠時間の影響
睡眠不足を感じている子供も調査では、
- 小学生で60%
- 中学生で67%
- 高校生で74%
と過半数以上が睡眠不足と答えながら、状況の改善ができていない状態です。
こんな状態で学校に行き、授業を聞いても頭に入らないですよね。
結果的に、高頻度の塾に通い、同じ事を勉強する事になります。
これが、悪循環です。
塾の時間は、場所にもよると思いますが、20時から80分の授業予定などもありますよね。私も昔はそうでした。塾から帰ってくるのが、22時くらいになり、ご飯を食べて、お風呂に入って、ちょっと好きな事をして寝ます。
そうすると、寝る時間は余裕で0時を回ってしまいますよね。
睡眠時間の確保もできず、学習効果も得られないという、なんとも残念な学習方法です。
これでは、どんなに塾の講師が素晴らしくても、非効率的な学習を行っており、時間もお金もたくさんかかっているはずです。
ただ、親としても塾に行かさずに成績が大丈夫なのかという不安はありますので、我が子がその年代になったらどのような選択をするのか、自分でも楽しみです。
睡眠時間が短くなる原因
現代病として多くの人がスマホ依存症と言われています。
スマホがそばにあると知っているだけで、仕事に手がつかず集中力が低下する都行った研究結果があるように、多くに方がスマホから離れる事ができません。
しかし、仕事中・学校の時間はスマホから離れないといけません。そう言ったストレス反応が夜遅くの一人の時間に解放されてスマホに熱中してしまいます。
スマホのアプリゲームなんかも人が集まる時間帯が分かっているため、あえて遅い時間にイベントなど誘導されています。
そういった外部の刺激から自分自身をコントロールする能力を、高いレベルで求められているのが現代です。
改善する方法
睡眠の質を高めること、睡眠に促されような習慣化を身につける必要が有ります。
睡眠を誘発されやすい行動
- 眠る90分前の入浴(37℃〜41℃)
- 寝る直前は熱めのシャワー(43℃)
- 暑い日は頭を頭を冷やす など
睡眠は温まった体を冷やそうとする働きで誘発されます。
ですので、よく眠るためには、体を温めるは間違いです。
温めた体を、特に頭を冷やすことで眠りやすくなります。
暑い夏は、アイスノンで冷やす。そば殻の枕(通気性がいい)にすると質の高い睡眠を促されます。
意識して行動すること
- 起きる時間を逆算して、眠る時間を決める
- スマホを見ない時間を決める
- 寝る前に本を読むなど寝る儀式の習慣をつける
朝起きないといけない時間から逆算して7〜8時間は眠る必要があります。
眠る1時間ほど前からテレビを消す。スマホを見ないようにする。など習慣をつけるようにしましょう。
「10時からはスマホを触らない」など具体的な目標を定めると良いと思います。ヒーリングミュージックを流す、本をよ読むなどは良い習慣になると思いますよ。
育児中のママやパパは子供に寝る前儀式をつけるようにしてますよね。
これは大人になっても有効です。
子供の時と同じ習慣ではなく、新しい習慣でいいので、寝る前にはこれをする!と決めてしまうことがおすすめです。
もちろん、睡眠を妨げるような感情の高ぶることはNGです。
瞑想や軽いストレッチがおすすめです。
まとめ
「スタンフォード式 最高の睡眠」にも書かれているように、
寝る時間の量を確保しようと思えば思うほど、ストレスは増加する。
忙しい日常を送る現代人にとって、「今以上」の量の確保は現実的とは言えない。
睡眠時間が長すぎると、かえって体に悪い
睡眠にまつわる悩みもストレスも「量の確保」では解決しない。
と書かれています。今ある限られた時間でも質の高い睡眠を目指して習慣を見直していく必要があります。
ぜひ、皆様も始めれることから取り組んでみてください。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。今日の記事も皆様の悩み解決の手助けになればと思います。