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双子パパが教える、裸足育児における発達の効果

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 先日、足の発達と靴の選定で「ニューバランス」がおすすめと書きました。

ohyamak.hatenablog.com

 適切な靴を履くことは発達にとって大切な要素ですが、靴はあくまで道具です。自身の体の能力を補うためのものですので、自身の体のパフォーマンスを高めるためには裸足育児が効果的と言われています。言われているのは、土踏まずの形成に良い、足裏の感覚刺激が強まり脳の発達を促進するなど言われています。

 今回は、裸足育児における発達の効果について書いていきます。

 

 

裸足育児における発達の効果

脳の発達を促進

ohyamak.hatenablog.com

 子供の発達に欠かせないのは、五感を使用した遊び体験です。靴を履くより、裸足の方が足の裏で感じる土の感触や冷たさなどたくさん感覚を使用しますよね。その感覚を使ってどのように速く走るのか、バランスよく走るのかを脳が考えて学習します。適切な感覚情報からより良いパフォーマンスを発揮する事で学習は促進されます。靴の中で足がズレたりすると、正しい感覚情報が得にくくなる為、パフォーマンスは低下します。

 よくテレビの健康番組などで、足の指を器用に動かせる人を見たことはありませんか?本来足の指は細かな動きは必要ないのですが、不整地を裸足で遊んだ経験やロッククライイングのような足で固定をするような競技経験が長いと細かな動きが可能になります。これが脳が必要に応じて発達した結果です。

 プロバスケットボールプレイヤーの田臥勇太選手はウォーミングアップに足の指でタオルをたぐる運動を2時間くらいするようです。これを取り入れてから、柔軟性の向上と共に、足の裏からの感覚が研ぎ澄まされ、パフォーマンスの向上と怪我の軽減ができたようです。

 そういう意味では、スポーツ選手など運動で成果をあげたいのであれば、足の裏からの感覚入力はとても大切です。

土踏まずの形成に良い

 上のリンク記事でも書きましたが、足の骨がしっかり出来上がるのは18歳頃になります。それまでは、骨が少なかったり、柔らかい状態ですので、靴の形などによって骨の位置が動いたりします。土踏まずは体のバランスを取る、走る時の蹴り出す力、クッション作用があります。もともと、優れたクッション作用のある靴を履いてしまうと、土踏まずの機能が発達しなくても、靴が全て代用してしまいます。日常生活では問題なくても、スポーツなど高いパフォーマンスを求められる場面で大きな差になってきます。

 逆に扁平足の人は、片足でバランスが取りにくい傾向があります。これも日常生活では問題ありませんが、スポーツの世界では大きな差になってきます。スポーツは基本、両足の裏がしっかりついている時間はほとんどありません。必ず片足でバランスをとりながら動作を行っています。その点でも土踏まずのアーチはとても重要です。

免疫力の向上

足の裏の刺激によって血流が良くなります。血流が良くなることで代謝が促進され、免疫力の向上につながると言われています。また、足ツボの刺激により、臓器が刺激されることも免疫力向上の効果としてあります。これは、内臓が直接刺激されるのではなく、自律神経が刺激されます。起きてる時と寝てる時で働く臓器は違いますので、そのコントロールをしている神経です。 

裸足育児の否定(シュタイナー教育

 シュタイナー教育では、自分の足の感覚を獲得するために、足を常に圧迫する靴下を履くことで意識を高めるようにしています。また、足のツボも靴下を履くことで直に刺激されず、少ない刺激で反応しなくなる危険性を回避していると言われています。

 

まとめ

 裸足、靴下どちらにおいても大切なのは、自分の足を意識してコントロールできる感覚を身につけること。その遊びを通して土踏まずの形成を促進し、バランスの良い姿勢を身につけ、疲れにくい足にすることが大切です。日常生活で大きな差はありませんが、疲労の蓄積やスポーツに取り組む際には大きな差になって現れてきます。子供の間は靴の機能に頼りすぎずに、しっかり発達を促すようにしてください。しかし、常に裸足も危険です。ガラスなど怪我するものは無いか確認してください。また、寒い時は注意です。子供の体温調節は未発達ですので、寒い中裸足だと体が冷えやすくなってしまいます。我が家の双子も真冬は靴下でした。一番上の写真でも体温の高い娘は裸足で、寒がりの息子は靴下です。状況に合わせて使い分けてくださいね。