パパの助けになる子育て教室

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双子パパが教える、心理学を活用した子供の寝かせつけ方法

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 子供の寝かせつけで苦労されてませんか?

ohyamak.hatenablog.com

 以前、記事で書いた「アクアタートル」は現在も活用中で子供だけでなく、ママやパパも癒されています。ですが、それだけでなく、さらに効果のある事をお伝えします。

 我が家の双子は夜寝る時はママにくっついて寝たいのです。一緒に寝ようと言いますが、「おててだけ」と手を繋いでくれるだけです。

そんな状態ですので、パパは身軽ですぐに寝てしまうのですが、先に寝てしまうのは思いの外、効果がありました。これは、心理学的な要素で開設できます。

  今回は、この睡眠の波及効果について書いていきます。

 

 

寝かしつけに活用できる心理学

条件付けを活用した習慣化

 育児の本やネットには、寝る時に毎回同じように絵本を読むなど、寝る習慣をつけるのを推奨されています。これは、「オペラント条件付け」を活用した心理学のテクニックを活用しています。オペラント条件付けについて以前書いた記事です。

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 パブロフの犬という条件反射を活用した実験です。犬の唾液の分泌を確認して検証されました。唾液は食べ物をみたり、想像すると分泌されます。まず、犬にメトロノームを聞かせた後に餌を与えるようにします。これを繰り返していくと、餌が出てこ無いのに、メトロノームの音を聞くだけで唾液の分泌が起こるという実験です。この条件反射を引き出すために、メトロノームを聞く=餌がでるという紐付けを脳で行います。これが、オペラント条件づけの正の強化(報酬)を活用した学習効果を促しています。スポーツ選手が行うルーティーンもこの条件付けによるパフォーマンスの向上を狙っています。

 

 我が家の双子では、絵本を2冊読むアクアタートルが終わるの2つの条件がクリアされると眠るという習慣がつくように毎日繰り返してきました。そうすると、アクアタートルが終わるまで、しゃべって遊んでいても、光が切れた後はすっと寝てくれるようになりました。

情動伝染を利用した睡眠の誘発

 子供が寝てから起きて好きな事をしようと思えば思うほど、子供が寝てくれない経験はありませんか?これは、発達心理学における「情動伝染」という現象です。言葉のとおりですが、ママやパパが考えている事、それによるワクワクした感情などが子供に伝わって、子供もワクワクして寝付けないという状況が起こります。このように、子供はママやパパが潜在的に思っている事が伝わると言われています。

子供は感性が豊かです。大人の持つ常識などを持っていない為に、いつもと違う様子などの雰囲気を繊細に感じ取ると言われています。霊感が強いなど言われるのも、この辺が理由です。

我が家では寝かしつけ後にママやパパが起きる時間を設ける事はほとんどありません。というより、寝かしつけで一緒に寝るようにしているので、起きるのを諦めています。なかなか寝付いてくれない時は、どうやって寝かしたら良いかばかり考えていましたが、アクアタートルを使い出して自分たちが寝てしまうようになってから、双子達もよく寝てくれるようになりました。

眠たくなるサインを見逃さ無い 

  あくびは覚醒を促すのと行動伝染の効果があると先日の記事で記載しました。

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 確かに、あくび自体は覚醒を促す効果はあるかと思いますが、覚醒を促そうとするのは眠たいからです。あくびの回数が増えるほど脳は覚醒しようと頑張ってますので、なるべくあくびの早い段階で布団に入れるように誘導してあげるといいと思います。

 

 まとめ

 子供の寝かしつけに関しては、なるべく毎日同じ習慣(ルーティーンを決める)で寝る段取りをする事を続けてみてください。あと、ママやパパが先に寝るように心がけてみてください。眠たくウトウトしていると、子供達もその状態に安心し共感し情動の伝染が起こるはずです。思い切って寝かしつけの後に起きるのを諦めてみてはいかがでしょうか?私も基本的には寝かしつけ後に起きる事はありません。その代わりに朝を早く起きて自分の時間を確保しています。ただ、朝早く起きると仕事中に眠たくなるので、昼休みに15分ほど目をつむって休む時間を作っています。

 ルーティーンは有効と言われていますので、無理のない範囲で少し試してみてください。