パパの助けになる子育て教室

『子育てを仕事のように楽しもう!』をモットーに、『今しかできな子育て』を忙しいパパ達が楽しめる方法を紹介します

双子育児を経験して学んだ、育児に関わるパパにおさえて貰いたいポイント

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 育児中のパパへ、かなり家の事を手伝い、奥さんの負担軽減に貢献してると思うけど、なんかイライラされてる。もしかして、怒られてると思った経験はありませんか? ゴミ出し、洗濯、掃除、朝ごはんの準備など、色々頑張ってる!と思われているパパへ、それは家事の協力なんです。もちろんママは家事の協力で助かっているはずですが、日々初めての育児に不安んや悩みを抱えて過ごしており、この育児に協力して欲しいと思っています。ですので、育児の協力なくしてママの望みは叶えられないんです。

 かといって、育児の全てを協力するのは難しいですよね。男性の育児休暇の制度は確立されてきましたが、キャリアの補償など不明確ですし、人事評価をしてくれる人はそんな制度がない時代の人ばかりです。実はパパもすごく仕事の不安を抱えながら、育児への協力をしているんです。

 (このあたりは、次回のブログで書いてみたいと思っています。)

 今回は、自身の双子育児の経験から、乳児期におけるパパでも始めやすい育児とその方法についてお伝えします。

 

 

1、乳児期の主な育児

 基本的にパパが絶対にできないのは授乳のみです。こればっかりは絶対にできません。ですが、それ以外は可能なはずです。しかし、仕事から帰ってくる時間や休みの日などを考えると全て行う時間はありませんよね。ですので、最初に必要な作業は、パパ自身が自分のタイムスケジュールを把握して、行える育児を見つける事が大切になります。

 私自身は職場環境に非常に恵まれました。上司は30歳代で育児経験真っ只中でした。大変さも理解してくれて、残業を減らす業務調整や双子の体調不良時には休みを自由にくれるような環境でした。非常にありがたかったです。(半日休みを欲しいとお願いすれば、1日休めるように調整してくれる職場でした。本当に感謝しかありません。)

 すこし、脱線しました。乳児期の育児として代表的なことを確認しますね。育児は3つに分けて考えます。1つは「育児」です。2つ目は「育児に必要な家事」、最後は「家事」です。ここをおさえる必要があります。3つ目の家事はいくつか手伝う前提で話を進めますが、ここをおろそかにすると大変です。2と3は明確には分けにくいですが、子供に必要なことと、親に必要なことで分けています。

育児

  • ミルクをつくる、ミルクをあげる
  • オムツをかえる、着替えをさせる
  • 沐浴
  • 抱っこ
  • 寝かしつけ
  • あやす(遊ぶ)

育児に必要な家事

  • 哺乳瓶を洗う
  • 子供の着る物を準備する
  • 寝かせる時に、子供の布団を準備する(ベッドか布団で少し変わりますね。 

家事

  • ゴミ捨て
  • 掃除
  • 料理
  • 風呂掃除
  • 買い物

 

2、パパが取り組みやすい育児

 自身の経験から選びましたので、家庭によって違うかもしれませんが参考にしてください。

 前提として、子供が生まれる前から行っていた「ゴミ捨て」「風呂掃除」の家事は継続です。「買い物」も極力一緒に行けるように、買いだめできるように考えました。その中で育児の取り組みやすいこと、ママの助けになりやすいことを選びました。

1、沐浴

 沐浴をさせる場合は、男性の方が手が大きく筋力がありますので安定しやすいメリットがあります。我が家もの子供もしっかり支えられるので安心して大人しくしてくれました。また、育児中のママはトリートメントなどの自身のケアができない時間が増えてしまいます。パパが沐浴を行うことで、ママが自分の事に時間を使えるようになります。

2、あやす(遊ぶ)

 子供の起きている時間帯であれば、抱っこして太ももの上に乗せて遊ぶことができますよね。その時間が少しでも長く取れると、ママが自分のことをする時間が持てます。乳児期で小さい時は目が離せないと思っていましたが、子供自身が自分で動けませんので、あぐらをかいた上に寝かせておくとおとなしくしています。ハイハイするようになると少し大変ですが...

3、オムツをかえる、着替えをさせる

 オムツの交換の回数も多く、パパが仕事に行っている間にママは頻回に交換しています。パパが帰って来たらお願いしたいと強く思っている育児の一つです。オムツを変える(排泄物に関すること)ことに抵抗のあるパパもいますが、積極的に行うことをオススメします。私は仕事柄、高齢者のオムツ交換をしますので抵抗は少なかったですし、オムツの当て方も奥さんより上手でした。

4、ミルクをつくる、ミルクをあげる 

 我が家は授乳と合わせてミルクでした。子供が泣いて授乳が始まれば、その後がミルクですので同時に準備しておくと、冷めていい状態になるので、そこは夜中でも協力しました。また、双子でしたので、2人同時に授乳しますので授乳まくらにのせてあげる必要があったので双子をのせてからのミルクの準備を毎日していました。

5、抱っこ

 電車などでパパが抱っこ紐を使って抱っこしている姿をよく見かけますが、同じように積極的に抱っこしました。双子なので必然んであったと思いますが、力のいることは協力してあげることが、ママの負担の軽減になりますよね。

 

3、パパが育児に協力する一番大切なこと

 いろいろ書きましたが、一番大事なことは育児を同じ視点で経験することだと思います。上手に育児ができているかどうかではなく、「夜中何回も起こされたね。」「またオムツ変えないといけないね」など、一緒に過ごす時間に同じ育児体験を することがとても大切なんだと思います。最初から上手くできません。夫婦で相談しながら同じ悩みを共有して解決していく過程が大切だと思います。

 あと、ママが「こうして欲しい」と言えば、その方法の通りに行いましょう。余裕の無いママなりに言葉を選んで伝えてくれているはずです。きっと、仕事中の間ずっと子供を見ていて気付いた良い方法なんだと思います。

 

 ママが子供と離れて一人で出かける時間を作ってあげることです。これに関して、私自身もあまりできなかったと反省しています。毎日は無理でも定時で帰れる日、必ず休める日をあらかじめ伝えておいて、ママが予定を入れることができるようにしてあげることです。

 ここでポイントは、育児が落ち着いてきてからの提案は遅いかもしれないことを覚えておいて下さい。育児に慣れて余裕ができていればいいですが、ストレスが溜まってママ自身で処理できなくなってきている可能性があります。そうなると育児以外の事にエネルギーが注げないので、休みや予定が空いているのを伝えても外出の計画が立てれなくなっているかもしれません。それを、育児に集中したいのか、予定がないと判断してしまうと、後々大変になります。なので、育児の初期の段階からママが一人で出かけれるように仕事の時間管理を行えると良いと思います。

 

ママに知っていて欲しいこと

 パパも育児に協力したい気持ちは必ずあると思います。ただ、何を手伝えばいいのか?どうやればいいのか?がわからないだけです。ママが昼間8時間子供に接して観察している時間、パパは仕事をしています。育児に関わる年数は同じでも関わる時間数は格段に違います。ママと同じようにできるはずはありません。「こういう風にして欲しい」と話をしながら一緒に育児を作り上げて下さい。

 また、子育てに関わるパパはおそらく仕事が忙しくなる時期です。仕事の量が増えるだけでなく部下の管理に追われる時期です。自分のことだけでなく、部下の進行状況やトラブルの解決など、今まで自分のことだけで処理できたことが難しくなり、周囲に気を配る気疲れが強くなる時期と思います。かなり精神的な疲労を感じて帰宅される方も多いと思います。ママと同じようにパパも余裕が無いんだと思って接してもらえると、パパは一層頑張れると思います。

 

まとめ

 今回は、育児に関わるパパにおさえておいて欲しい3つのことを書きました。あくまで私の双子育児の経験をベースにしているので、家庭による違いもあるかと思います。そもそも男女は子供の頃から本能的に違う考え方をする生き物です。夫婦だから察してというのは難しいことです。お互いの思いを言葉にして課題を解決することが大切ですよね。常に真ん中に子供がいるように関われば、疲れや些細な意見の違いも子供の笑顔で吹っ飛んでしまいますよね。子育ては大変です。ですが、子供から得られる幸せは数え切れ無いくらいあります。ぜひ、今しか無い時間をママとパパと子供と一緒に過ごして貰えたらと思っています。