パパの助けになる子育て教室

『子育てを仕事のように楽しもう!』をモットーに、『今しかできな子育て』を忙しいパパ達が楽しめる方法を紹介します

双子育児を経験して思った、育児中のママに知ってほしい、パパの悩み

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 前回、育児パパにおさえて貰いたいポイントを書いた際に、パパも悩んでいるということを書きました。

ohyamak.hatenablog.com

 今回は、ママに知って欲しい、育児に関するパパの悩みについて自身の双子育児の経験を通して書いていきます。

 パパも自分の子供が可愛くて仕方ありません。1分1秒でも長く子供と過ごしたいと思っています。ただ、働いて家族を養うという責任感が強いパパほど仕事の割合を減らすことが困難になってきます。大きな理由としては、現代の平均収入と平均支出のバランス不良育児休暇に関するキャリア制度不足の2つです。

 

 


パパが感じる2つの不安要素

現代の平均収入と平均支出のバランス不良

 過去の平均年収

f:id:ohyamak:20190530071233p:plain参照統計元:平成26年国税庁 民間給与実態統計調査結果より 


f:id:ohyamak:20190530201218p:plain参照統計元:総務省「家計調査年報」/2017より


  このように、収入は平成21年から徐々に増加していますが、支出も月平均が約31万(年370万)ほどあります。ここには自動車保険など年間で払うものが含まれていません。そうなると支出が収入を上回る可能性も高いのが現代の給料です。働き方改革とは言いますが、日々の残業にて給料の底上げを図る必要がある状態ですよね。

 さらに、税金が高くなり、スマホなどの通信費や機種代も高くなっています。子供は塾に行くことが前提で学校の授業がされるという話も聞きます。支出の割合がどんどん増えている状況です。

 少しでも働き、日々の収入を増やさないと家族を守る責任が果たせないと不安を抱えているパパは多いと思います。もちろん、共働きをしている家庭は少し状況は違うかもしれませんが、保育料など余分に必要な支出も増えますよね。これが、1つ目の不安と悩みです。

 

育児休暇に関するキャリア制度不足

 下の図表1を見ると、毎年男性が育児休業を取得している割合が増加はしていますが、1割にも満ていない状況です。f:id:ohyamak:20190530065719p:plain参照元厚労省男女共同参画局「共同参画」2018年より引用


  下の図表2をみると、半数の企業は制度も無い状況です。これでは、制度が利用したくても難しいですよね。しかし、制度があり利用しなかった人が40%もいてます。その理由が更に下、図表3です。 

f:id:ohyamak:20190530065925p:plain 参照元厚労省男女共同参画局「共同参画」2018年より引用


 

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参照元厚労省男女共同参画局「共同参画」2018年より引用


 これが、日本の育児休業の現状です。育児休業を申請して自分が抜けてしまうと仕事が回らなくなるのでは無いか?周りからどんな目で見られるのか分からないといった漠然とした不安にかられやすい現状です。さらに、1ヶ月休暇を取れたとしても、その間に自身の昇級や役職など立場が遠のいていく不安など不確かではありますが、非常に不安にかられやすい状況に置かれています。 

 

 育児休業の制度は存在しても、キャリア向上の弊害になら無いような仕組みや不安にかられる心理的な状況をサポートする体制は整ってい無いということです。

 これが2つ目の不安と悩みになります。

 

育児休業を考えているパパへ

 大きな企業に勤め、上司が50代くらいの職場であるほど、こういった制度を利用することに理解を得られにくい可能性はあります。ですが、誰かが切り開いていか無いと変わりません。それを出来るのが、今から育児に奮闘していくパパしかいません。

 私自身は育児休業は取りませんでした。上に書いたようなキャリアが担保されるのか?戻ってきたら役割がなくなっているのでは無いかという不安がかなり強かったです。ですが、急な休みや有休休暇の積極的な利用には寛大でした。ですので、とても育児に協力的な職場です。現在は、自身が上司の立場になってき、後輩が2名ほど育児休業をとっています。それだけでなく、子供関係の休みは積極的に有休休暇が使える環境になっています。

 ですので、自分の使いたい制度はこれから自分の為になるように仕組みを作っていく必要があります。そうすれば、その制度を作ること自体が自身のキャリアになると思います。

 

まとめ

 育児中のママやこれからママになる方へ、パパも子供と長く関わって育児を一緒にしたい気持ちは強いですよ。しかし、職場環境がついて行っておらず、上司に理解が得られ無いなど悩んでいるパパも多いことをしって貰えると嬉しいです。

 だからと言って、育児に全く協力し無いというのは違うと思います。夫婦で話し合って楽しんで育児に取り組めるように考えてみてください。