科学的に正しい説得方を子供に使ってみたら・・・
どうも、こんばんは。
双子育児に奮闘中のパパです。
このブログでは、子育てを仕事で達成感を感じるように楽しんで取り組める知識を紹介しています!
子育てに対して、ちょっと違った角度からアプローチしても、
結果、子供もママもパパも幸せならいいよね!
という気持ちで書いています。
今回は『説得』についてまとめてみたいと思います。
皆さんは、最近、子供さんやパートナーを説得する場面はあったでしょうか?
無理に説得する事がいいとは思いませんが、場合によっては必要ですよね。
そして説得を試みるなら、失敗して気まずくならないようにしたいと思うものです。
「こうすれば説得の可能性が上がるよ」
という点を抑えて、子供さんやパートナーにご活用してみてはいかがでしょうか?
目次
説得に役立つ9つのテクニック
コーネル大学の研究で、海外版の2ちゃんねるのような書き込みサイトでの議論などを分析し、傾向をまとめたものになります。
1、大勢で説得する方が、意見を変えやすい
イメージしやすい場面ですね。人は、多数決の意見に流されやすい傾向があります。特に日本人はその傾向が強いです。ネット商品を購入する際の、店舗の星の数や良いレビューの多さは、商品を購入する大きな判断材料になっていると思います。
納得するかは別の問題になりますが、大勢で意見を伝える方が説得の可能性が高まります。
本当に説得が必要な内容については、パパ、ママだけでなく祖父母にも協力してもらって伝える方が良いかも知れません。
ですが、あまり外堀を固めてしまうと、抵抗を示す可能性が高いので、注意必要です。
2、すぐに反応する方が説得しやすい
ベースの研究は、ネットへの書き込みを対象としていますので、厳密にいうと『即レス』した方が説得の可能性が高まるという事です。
これも非常にシンプルですが、説得されるべき行動を一度容認した後だと、意見は変えにくいですよね。
直後に声をかける方が、説得の可能性が高まります。
つまり、子供を説得する時には、後回しにしてはいけないという事です。
その瞬間、その場できちんと説明して伝える必要があります。
3、4回説得して無理なら諦める
データを分析すると、4回以上やりとりをしてから意見を変えることはほとんどなかったそうです。
ですので、子供やパートナーを説得するには、3回までが上限です。
『3度目の正直』は科学的にも正しいようです。
4、相手と違う言葉使いをした方が、説得の可能性は高まる
昔々の映画ですが、「踊る大捜査線」の劇中にネゴシエーター(交渉人)という役で犯人と交渉するシーンが描かれていました。
そこでは、激昂する相手に大して、非常に穏やかに対応したり、電話にあえて出ずに反応を確認したりするシーンが印象的でした。それにより、相手から必要な情報を得るというものです。
違う言葉使いをするということは、違う感情で接するということです。
激昂している子供に対して、同じように怒りを顕にして関われば大炎上しますよね。
相手の立場とは違った見方をした言葉を使う事がポイントです。
5、長文で伝える方が説得力が高まる
発言に対して、「よくわからない」とか「それは違う」と端的に言われて納得するでしょうか?
相手の気持ちを害することの方が影響が大きいですよね。
「ここまでは、わかったけど、ここから先は分からなかった。この時点までは、こういう風に言いたかったのよね。でも、ここから先は・・・」というように問われると納得できるかは別として、話を聞いてみようとは思いますよね。
メールでのやり取りでも、長文が返ってくれば、否定意見かも知れませんが、改善策など書かれているのかと読もうという気持ちになりますよね。
ですので、説得には長文できちんと伝える方が望ましいとされます。
6、穏やかな言葉を使った方が説得力は増す
子育て中のパパやママなら、もう何度も体験していますよね。
怒って駄々をこねた子供に怒りを顕に伝えても効果はありません。
そういう時こそ、平常心でいつも以上に穏やかに話しかけると効果が高まります。
そんな平常心になれないから、怒ってしまうという方には、
感情に流されて怒ってしまいそうなら、二人称で自分に語りかければいい!
この辺りを、ご参考に頂ければ幸いです。
7、例え話を増やすほど、説得力が高まる
「例えば」とか「みたいな」という様な文章が多い方が説得の効果が高い事が分かっています。確かに、物の例えが上手な人は、頭が良いだけでなく、幅広い知識が豊富な印象を受けますもんね。包容力を感じさせる安心感を他者に与えるのでしょうか。
8、ぼかした表現を使う方が説得力は高まる
「こういうこともあるんじゃないかな」とぼんやりした表現を使う方が相手への説得の効果が高かった様です。言い切った表現をしてしまうと、相手を真っ向から批判する事になるので、相手も頑なに意見を変えようとしなくなります。
ぼやかして伝える事で、相手はその言葉から可能性を想像する機会を与える事で、感情のコントロールができる機会を与えるという事でしょうか。
私も子供には、「こうしなさい」ではなく、「こうした方がいいんじゃないかなぁ?」と語りかける様にしています。
その言葉では、動き出さなくても、その後何度目かの言葉で動き出してくれます。
9、端的な言葉を使う相手は説得しにくい
語彙力が少ないと、物事を大きなくくりで捉えてしまうので、説得のニュアンスが相手に伝わらないんですね。「最悪」「最高」「絶対」などの言葉を多用する習慣があると、自分も相手も感情の理解が乏しくなってしまいます。
『感情の粒度を細かくすれば、ストレスに強くなれる』と言われる様に、『最高』という言葉ではなく、『幸せ』とか『リラックスできた』とか『嬉しい』から最高であると言った様に細かく表現できる人の方が、思考の柔軟性も高いと言われています。
つまり、端的な物言いをする人の説得は非常に難しい事になります。
この教訓から、普段の生活から、子供には端的な表現をあまりさせない様に注意し、何か話す時には、その時の感情など深掘りする様に質問してあげましょう!
そうする事で、子供自身のストレスも減るし、説得もしやすくなります。
まとめ:自分の傾向を知り、得意なものから実践しよう!
全部できれば理想でしょうが、なかなか難しい問題です。
ですが、この9つの中で、ご自身が今できているところを探してみてください。
そのポイントを継続できることから始めてみましょう!
また、説得には言葉の表現方法が重要です。上手く間が作れても、きつい言葉で言うと効果がなくなってしまいます。
そう言った方には、『アサーション』というテクニックが重要になります。
この辺りは、私もまだまだ勉強中ですので、また後々まとめてみたいと思っています。
もし、同じ様な悩みを抱える方に、この中のたった一つでもいいので、小さな習慣を変える事につながれば幸いです。
自分自身が育児と仕事の両立ができなくなりそうで、試して良かったことをまとめて作ったブログです。
この記事を読んでくれたパパが、
『子育てを仕事の様に楽しもう!』と、育児と仕事を楽しんでできる。
そんな心の余裕を作りたいと思っています。
最後まで読んでい頂いてありがとうございました。