パパの助けになる子育て教室

『子育てを仕事のように楽しもう!』をモットーに、『今しかできな子育て』を忙しいパパ達が楽しめる方法を紹介します

見落としていませんか?子供の小さなストレスサイン

「子供 表情」の画像検索結果

 

皆さんは、自分の子供さんが「ストレス感じているのかな?」と気づく、意外なポイントをいくつ知っていますか?

 

または、「これは、何かあったな?」と思った過去の場面をいくつ想像できるでしょうか?

 

大人ですら、何にストレスを感じているのか把握するのは難しいものです。

身体に症状が出て初めて気づくケースや、人から言われて初めてきづくケースも少なくありません。

 

大人が自分のストレスサインに気づくための項目が書かれた用紙があるのですが、

そこには、40種類もの項目があります。

 

つまり、現代では、それだけ多くのストレス反応が現れると言う事です。

 

とは言え、人の脳は長期間のストレスに対抗する仕組みを持っていないので、気づかないのも無理はありません。

 

大人ですら気づかないのですから、

子供は尚更、ストレスなんて気づかないでしょう・・・

 

典型例でいくと、『癇癪を起こす』や『わがままになる』と言った場面でしょうか?

 

子供自身はストレスだと気付いていませんが、ここまで来るとパパやママも

「あれ?幼稚園で何かあったのかな?」

と、何か嫌な事があったのかよぎりませんか?

 

ですが、成長に伴うイヤイヤ期などの反抗期だと思い、そのままにしてしまう事はありませんか?

恥ずかしながら、私がそうでした・・・

 

「ご飯を食べよう!」と声をかけると、「まだテレビ見たいから」と癇癪を起こす子供に、そんな時期か?

と感じていました。

気持ちの準備できる様に声をかけるなど工夫をして、少しは軽減できましたが、治りませんでした。

 

その声かけを続けるのが正しいのでしょうが、

毎度毎度、癇癪の様な反応をされると、自分の心も穏やかではいられなくなり、自分の方がしんどくなってきました。

 

 

ですが、ある日を境に少しずつ、子供の反応が変わってきました。

「田んぼに行って遊びたいな」

「戦いごっこしよ!」

「テレビ見たいのに・・・(癇癪はなし)」

と言ってくる様になりました。

 

この時に、「あれ?なんか久しぶりに、こんな事言ってきたな」と思わされました。

息子は、家にいるより田んぼで石を拾ったりが好きな方でした。

仮面ライダーゼロワンが好きで、戦いごっこが好きでした。

そう言えば、癇癪を起こし出した頃から、遊び方の傾向が変わり、遊びの多様さも減っている感じでした。

「テレビ見たいのに・・・」とは言いますが、癇癪までは減ってきました。

 

ここまで来て初めて、「幼稚園でのストレスが大きかったんだ」と気づかされました。

子供にとっては、大きく環境の変わるイベントが境になったからこそ気づけました。

 

そして、後悔しました。

 

振り返ってみれば、子供にとって小さなストレス反応がたくさんあったなと思いました。

 

癇癪の様な反応をされるとパパやママも平常心で関わるのは難しいです。

ですが、一番しんどいのは子供自身です。

気づかないストレスを抱えて日々を過ごせば、心は疲れ、脳にとっても成長を妨げる悪影響を及ぼしてしまします。

 

それを少しでも防ぐために、今回は「小さなストレスサイン」に気づく方法についてまとめていきます。

 

目次

 

ストレスサインに気づく

まずは、ストレスサインかな?

と気づくために項目について、ざっと列挙してみようと思います。

項目数が多く、当てはまったらダメと言う事ではありません。

 

あくまで、ストレスサインに気づく様になるための項目を列挙しただけです。

以前と比べて増えてるなぁと感じるかをポイントにして、直感的に当てはまる項目をチェックしてみてください!

 

これは、『ストレス・シンプトム・スケール』というストレスチェックを行うスケールの項目を子供らしい部分に改訂して使用しています。

原本スケールでは、40項目それぞれを点数化して合計した物で、ストレスレベルを判定しています。

ストレス・シンプトム・スケール』の原本が載っている参考図書は、本文最後にリンクを貼っておきますので、よければどうぞ!

 

体に現れる症状

 1、疲れを口にする回数が増える

 2、汗をよくかく様になった

 3、息遣いが荒くなった

 4、首・肩・腰の痛みを訴えた

 5、肌荒れ

 6、頭痛

 7、手足が冷たい

 8、吐き気

 9、下痢または便秘

 10、胃もたれ(食欲の低下)

 11、風邪をひく回数が増える

 

言動の変化に現れる症状

 1、爪をかむ

 2、やる気が低下する(意欲がない)

 3、食べすぎる

 4、おやつなど特定のものだけを食べ続ける

 5、「何か買って」が増える

 6、落ち込んだ表情が多い

 7、急に人見知りになるなど、緊張感・不安感の増加する場面が増える

 8、失敗に落ち込みやすくなる

 9、言ったことと相反する行動をとる

 10、イライラする事が増える

 11、怒って行動する事が増える

 12、眠るのが遅くなっていく

 13、寝起きが悪くなる

 14、忘れやすくなる

 15、嫌な事を思い出しやすくなる

 16、落ち着かず、ソワソワしている

 17、集中でききる時間が短くなっている

 18、ちょっとのことで泣きやすくなる

 19、「行きたくない」と休みたい訴えが増える

 

子供のストレスを知る意外なポイント

上記のチェックリストを見ていかがでしょうか?

子供さんの意外な反応もいくつかあったと思います。

 

体に症状が現れるのは、気づきやすい事も多いと思います。

 

意外なのは、

 

 ● 疲れを口にする回数が増える

 ● 「何か買って」と駄々をこねる

 ● おやつばかり食べすぎる

 ● 集中できる時間が短くなる

 ● 「休みたい」と言う

 

などでしょうか?

 何となくいつもと違うけど、子供だしなぁと思える行動の変化は気づきにくいものです。

ですが、子供さんは、こういう所にストレス反応が現れます。

 

まず、気づく事ができれば、対処を考える事ができます。

 

子供のストレスへの対処

育児書や保育士さんには、「家では自由にさせてあげたらいい」という表現をされる事は多くないでしょうか?

 

これは、ストレスを軽減するには重要なポイントになります。

 

「家に帰れば、好きな事ができる!」と思う事で、ストレスを感じる場面をやり過ごす事ができますし、家で好きなことに没頭できる時間で幸福感を感じる事もできます!

 

『してはダメな事』よりも『こうすれば、やっていいよ!』と伝えておく事がポイントですね。

 

幼稚園や小学生くらいであれば、この方法でも脳を誤魔化す事は可能かもしれませんが、大きくなってくると、そうはいきません。

 

あくまでストレスの先送り、やストレスから目を逸らしているだけですから、何も根本解決はできていません。

 

ある程度の年齢になれば、

 ● 自身でストレスに気づく事

 ● 対処可能か仕方のない事かを仕分ける

 ● 対処可能なら自分の行動を変える

 ● 対処が難しければ、リフレッシュ行動を増やす

 

といった、能力を身につけなければなりません。

 

そのステップとして、ストレスに気づくという声かけがポイントになります。

 

1、ストレスに気づかせてあげる

「何か嫌な事があったの?」と声をかけてあげる事から始めましょう!

子供は、それが何故嫌なのか?何でこんな気持ちになるのかに気付いていません。

 

まずは、嫌な気持ちにな流のは、悪い事ではない!

むしろ、いいことだと伝えましょう!

 

自分の感情に向き合う機会の練習をさせてあげてください。

 

2、自分の行動に気づかせてあげる 

『嫌な事があった=本当はこうしたかったけど、上手くいかなかった

という事です。

子供なりに『こうしたい」という目的を持って行動したのだと思いますが、残る感情は『嫌な事のみ』です。

 

だからこそ、『どうしたかったのか?』と自分の取ろうとした行動に気付かせてあげるのがポイントです。

 

ここで、友達とのトラブルであれば、友達も嫌な感情になった事、その理由を想像する手助けをしてあげてください。

 

3、行動を変える様にアドバイス 

『人の反応を変えるには、自分の行動を変えるしかありません』

 

その事を学んでもらうのが一番です!

この嫌な事を聞いている会話でも気付かせる事ができます。例えば、

 

「○○ちゃんが嫌な事を話してくれたから、パパはちゃんと聞いてあげれたよ」

と話してくれたから、パパの行動が変わったと伝えることもできます。

 

自分の行動を変えてみよう!と想像させる事がポイントです。

すぐに答えを言いたくなりますが、グッと我慢です。

「上手くいかなかったら、また一緒に考えよう!」のスタンスがいいかもしれませんね。

 

まとめ:小さなストレスに気づくと対処しやすい

子供のストレス反応は、非常に難しい問題だと思います。

癇癪までいくと分かりやすいですが、そこに至るまでストレスを抱えて過ごしてきたと思うと、辛い気持ちになりますよね。

 

だからこそ、小さいストレスサインに気づき、声をかけてあげる事が重要なのだと思います。

『解決しなければいけない』というより、『自分はストレスを感じてるんだ』に気づく習慣を身につけるところから始めれると良いと思います。

 

この声かけにより、パパやママ自身も自分のストレスに気づく様になります!

そうすれば、子供と一緒に対処できる様になり、ストレスはコントロールできるものだと思える様になるはずです!

 

ぜひ、ストレスチェックをお試しあれ!

 

もし、同じ様な悩みを抱える方に、この中のたった一つでもいいので、小さな習慣を変える事につながれば幸いです。

自分自身が育児と仕事の両立ができなくなりそうで、試して良かったことをまとめて作ったブログです。

 

この記事を読んでくれたパパが、

『子育てを仕事の様に楽しもう!』と、育児と仕事を楽しんでできる。

 

そんな心の余裕を作りたいと思っています。

最後まで読んでい頂いてありがとうございました。