パパの助けになる子育て教室

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子供に教える家庭のルールは多い方がいいの?

ゲレンデでの世界標準ルール「10 FIS RULES」 安全に楽しく - 好きゲレ♪

 皆様の家庭では、「家庭のルール」なるものは、何個くらいあるでしょうか?

自分自身が子供時代に何個くらいのルールを基準に行動してきたでしょうか?

例えば、「平日はテレビゲームをしてはいけない」とか、「夜9時までには寝なさい」とか、

子供の健康や安全、将来を思って、ルールが次第に増えていった記憶はありませんか?

私自身も我が子に同じようにルールを増やしてしまっているのを反省しています。

 家族で暮らす以上、集団生活の場となる為、いくつかのルールが必要になるのは当然です。

しかし、成功する人の家庭でのルールの数は、極端に少ないというデータから、多すぎるのはあまりよくない事が分かります。

具体的にどの程度少ないかというと、1/600も少ないそうです。

これだけ少ないのか?と思うより、ルールの多い家庭は600以上あるのか?という疑問が生じます。

ここでのルールとは、上記に書いたように日頃言われたような小さなルール全てを含めていますので、「残さず食べなさい」や「前日に準備しなさい」「寝る前にトイレに行きなさい」などなど多岐に渡ります。

一般家庭においては、600種類以上のルールがあると言われています。

これだけのルールによって子供達の考え方や、行動が決まってくると、

子供たちは自分で自由に考えず、ルールを守れる方法、もしくはルールを破っても気づかれない方法だけを考えてしまい、自由な発想力を奪ってしまう事になります。

これが、子供にとって将来の「価値観」として身についてしまいます。

 

 この「価値観」によって前回まとめた「知的謙遜」という、将来身につけて欲しい能力を手にする事ができない可能性があります。

*知的謙遜については、こちらから↓

ohyamak.hatenablog.com

 

この「知的謙遜」という、他者の考えを受け入れ発展させるためには、自分の能力や性格などを客観的に評価する能力が必要になります。

それを、「自己省察」と言います。

この「自己省察」の能力が高いほど、

 ・人生の満足度が高くなる。

 ・学業や仕事に集中して取り組めるようになる

といった良い影響を及ぼすと言われています。

 

 自分を正確に把握する「自己省察」と、

 他者の意見を取り入れ成長できる「知的謙遜」の2つの能力を子供に身につける事ができれば親としては、非常に嬉しく安心かなと思っています。

この2つの能力の根底にあるのが、先ほどの「価値観」です。

 子供が将来成功を手にするために必要な「価値観」を身につける「家庭のルール」はたった一つしか無いそうです。それは、

 

自分がして欲しくない行動をされた時には、して欲しくないと素直に相手に伝える

 

たった1つ、これだけのルールです。

例えば、私もやってしまいますが、「ご飯を食べないからテレビを消す」といった、

予め、禁止事項を作るなどはしない様です。

 *禁止事項が多すぎたり、厳しすぎると、逆に欲求が強くなるのでデメリットが多いこともわかっていますので、注意が必要ですね。

1つのルールを守るために、どういう行動をとるべきか考える様になります。

 

つまり、自分の頭で考えて行動する事を大切にする様になるわけです。

 

例えば、ご飯を食べない場面でも、「ママが作ったご飯を美味しく食べてくれないと悲しい」と伝える事で、子供自身は、ご飯を食べてくれないと悲しい気持ちになると理解できる様になってきます。そこから、

  • 悲しい気持ちにさせないのには、どうしたらいいのか?
  • どうしたら食べれるのか?
  • 食べる様になったら、何が良かったのか振り返る。

といった思考と行動を身に付けていきます。

もちろん、最初から一人ではできないので、この論法によってパパやママが

質問を投げかけて考える様に促すのがベストです!

とは言え、ルールをこの一つに絞ることは難しいと思いますので、まとめていく作業をしてあげて下さい。

例えば、

  • 決まったことはきちんとする
  • 準備と片付けはちゃんとする
  • ご飯は残さず食べる
  • 挨拶はきちんとする などなど

これは、「人の嫌がる事をしてはいけない」という大きなルールにまとめれるな!

という様に、ある程度まとめていくのが大切です。

 そういう意味では、私自身も親からいろいろ言われたと思いますが、明確に価値観となっているものは、

「自分がされて嫌なことは、人にはしない」

「やり始めたことは、最後まで続けなさい」

の2つだけです。おそらく、自分の人生の中で、この2つの中に集約されていったのだと思います。

 

上記の質問の投げかけ方は、自分の衝動を抑制するための1つのテクニックになります。

■自己調整学習(SRL)

1、プランニング:目標までの道を考える

2、モニタリング:目標の進捗状況の把握、自分への客観視

3、リフレクション:振り返り、結果の検証

という手法で、「セルフコントロール能力」を身に着ける事ができると言われています。

ぜひ、お試しください。

 

もし、同じ様な悩みを抱える方に、この中のたった一つでもいいので、小さな習慣を変える事につながれば幸いです。

自分自身が育児と仕事の両立ができなくなりそうで、試して良かったことをまとめて作ったブログです。

この記事をちんでくれたパパが、育児と仕事を楽しんでできる。

そんな心の余裕を作りたいと思っています。

最後まで読んでい頂いてありがとうございました。