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知的謙遜って何?子供に身につけて欲しい能力!

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 皆さんは、知的謙遜という言葉をご存知でしょうか?

私も言葉だけ知っていて、あまり深く考えてこなかったのですが、人を成長させる上では、非常に重要なパーソナリティだそうです。

 有名なGoogleが就職試験で重要視しているのが、この「知的謙遜」の高さだそうです。そんな大切なパーソナリティをどうやったら子供が身につけれるのか?

 今回は、知的謙遜についてまとめてみます。

 

目次

 

1、知的謙遜とは?

 この言葉を調べて最初に思い描いたのが、ソクラテス

 「無知の知

という表現でした。これは、「知らない事を自覚する」というソクラテス哲学の基本となる言葉です。だからこそ、人は他者を受け入れたり、さらに探究できるようになると考えられています。

 まさに、その通りだなと思いました。

 そして、Googleのような先端企業はすでに「知的謙遜」の重要性を深く認識しており、同社で人事を担当したラズロ・ボック氏は次のようにコメントしています。 

Googleでは、社員を採用する際に謙虚さ責任感を重視します。

あらゆる問題を解決しようと試みるオーナーシップを持ちつつも、自分の立場に固執せずに他人のアイデアを受け入れる謙虚さを求めるのです。

仕事の最終目標は、問題解決のためにチームとして働くこと。

そのためには、チームのために貢献しながらも、自我を引っ込める態度が大事になります。

他者の貢献を正しく認めるには、ただの謙虚さではなく「知的謙遜」さが欠かせません。

知的な謙虚さがなければ、私たちはものごとを深く学ぶことはできないからです。

優秀な人ほど失敗を経験したケースが少なく、失敗から学ぶ方法を学べていないことはよくあります。

(出典:超客観力)

  つまり、この能力が高い人材は、

 ・伸び代が多い!

 ・その影響を周囲に与える事ができる!

 ・チームの成長を促すことができる!

という風に考えられています。

まさに「ギバー」な人に成長する土台を持っていると言えますよね。

ギバーな人とは、専門知識や人の紹介など、自分の能力を惜しみなく他者に分け与える人のことです。周囲を成長させるように働きかける人というイメージです。

 

 では、知的謙遜さが少ないとどうなってしまうのか?

 ・自分の犯した失敗を客観的に捉えられず、いつまでも改善できない

 ・他者に劣っていると受け入れられない

 ・素直に真似をできない

 ・チームの成果を喜べず、自分の手柄のみ喜ぶ

といった影響を及ぼしてしまいます。こちらは、「テイカー」な人で、先ほどの「ギバー」な人とは逆のタイプです。

イカーな人は、逆です。周囲から手柄を奪う人、重要な仕事など自分で抱え込んで、自分だけができる状態に仕組み作る人のイメージですね。

 

ギバーとテイカーについては、参考図書を載せておきますね。

 

知的謙遜は、自分の現在の能力を客観的に認識し、自分を高めるために他者の意見を素直に受け入れ、成長を続けれる能力の根幹となります。

また、他者の意見や周囲の環境から学べた事を自覚しているので、自分の知識も惜しみなく周囲に与え、チームとしての能力向上に大きく貢献できる人材になると言えます。

 

自分の子供達にもこういった能力を身につけて貰いたいと切に願いますが、いったいどうすればこの能力が身につくのかを考えていきます。

 

2、知的謙遜の育み方

 ここでは、パパとママの日常の声かけや態度が必要です!意識して取り組む事で自分自身の知的謙遜も高まるため、ぜひ実践してみてください!

①環境の影響があるという事を伝える

 意思決定には、周囲の人や環境が大きく影響を及ぼします!

人は自分で考えたことが正しい、最初に考えたのは自分であると思う心理傾向にあります。その考え方が定着すると周囲の意見を聞かない子供になってしまいます。

そういった時に、

「誰といるときに思いついたの?」

「どんな場所にいる時に思いついたの?」

周囲の友達や場所を連想させるような質問を返して上げてください。

そうすることで、自分が何かを思いつく時には、周囲に誰かいる!とか場所を選んでるという事を認識できるようになってきます!

ここで重要なのが、「誰に教えて貰ったの?」とか「誰かと考えたの?」と直接聞かない事です。

子供は、自分で考えた事を認めてくれたくてパパやママにアピールしています。それを「自分の考えじゃないでしょ」と否定されるような表現は望ましくないですね。

ですので、まずは考えた事を認め、その過程を褒めて上げてください!

②子供に気付いてもらうのには質問

 では、どうやって気付いてもらうのか?

それは、その状況を細かく話してもらう事です! 

まあ、「なんとなく思いついた」と言われてしまいそうですが、

・何をしている時か?

・誰といる時か?

・何を参考にしたのか?

・最初にどう考えて、今に至ったか?  などなど

その状況で、子供がどんな判断をしたのかを細かく表現してもらうのが大切です。

言語化」してあげる事で自分自身を客観的に振り返る事になります。

ポイントは、いい事を褒めている場合に有効です!よくない行動に対して行うと、子供の自尊心を傷つけてしまうため、この深堀り質問は良い行動に対して行うようにしましょう!

③まずは、パパやママから見せる

 自分自身も課題ですが、一応意識してやってます。人の意見に耳を傾けて真似したり実践している姿を見せてあげてください!

 そして、「〇〇さんがこう言ってて、やってみたら、こうなって良かったよ!」と細かく説明してあげてください。

 この行動を見せる事で、子供の「価値観」は育まれますので、まずは自分達が実践するのが一番ですね。

 ここでは、失敗している姿を見せるのは大切です!

物事には上手くいかないことがある事を知り、それを客観的に受け止めて、行動を変える事を学んでもらう大事な機会になります!

 以前紹介した、「マインドセット」や「セルフコンパッション」を育てることができます!

 

まとめ:質問を投げかけて知的謙遜を高めよう!

 知的謙遜は、集団で過ごす子供にとって重要な能力の1つです。他者の意見を素直に取り入れる事が、自分自身の考え方や行動の幅を広げてくれます。その広がった視野で同じものを見ても、違った発想力が生まれてくるはずです。

 ぜひ、パパやママが質問を意識して、子供に接して貰えればと思います。必然的に会話の時間が長くなり、子供と関わる時間が増えるのも重要なポイントですね。

 

もし、同じ様な悩みを抱える方に、この中のたった一つでもいいので、小さな習慣を変える事につながれば幸いです。

自分自身が育児と仕事の両立ができなくなりそうで、試して良かったことをまとめて作ったブログです。

この記事をちんでくれたパパが、育児と仕事を楽しんでできる。

そんな心の余裕を作りたいと思っています。

最後まで読んでい頂いてありがとうございました。