パパの助けになる子育て教室

『子育てを仕事のように楽しもう!』をモットーに、『今しかできな子育て』を忙しいパパ達が楽しめる方法を紹介します

子供の裸足育児は、頭まで良くなる!

裸足で草原を走っている少女 - 1人のストックフォトや画像を多数ご用意 - iStock

以前の記事で「裸足で歩くと姿勢が良くなる」と書きましたが、

子育てに「裸足育児」を導入すると姿勢だけでなく、脳機能まで向上し、学校成績が良くなるといった研究があります。

人の脳は、足や手など触れたものの感覚情報を脳が処理して、記憶・行動を行います。

赤ちゃんが何でも口に物を入れるのも発達過程における一番敏感な口の感覚を利用して、物の使い方を記憶しようとする行為です。

この様に体の感覚は記憶などの脳の機能と密接に関係しています。

この辺りを解明してくれた研究内容を以下にまとめます。

 

目次

 

靴を脱いで走ると頭が良くなるかも!

ノースフロリダ大学の実験により、男女72名を以下の2グループに分けて、15分のランニングをしてもらい、その後、認知機能のテストを行ってもらいました。

 ・裸足で走る

 ・シューズを履いて走る

結果は、

 ・裸足で走ったグループは、ワーキングメモリの機能が16%アップした。

との報告です。脳機能の全てではなく、このワーキングメモリの機能の向上という点がポイントです!

 

ワーキングメモリを高めて天才に立ち向かう!

頭の良さはIQで示されますが、このIQというのは遺伝的にある程度決まっているというのが、現代の見解です。将来の成功を夢見て、IQを高める勉強というのは非常にハードルが高いということです。しかし、「仕事ができる」や「学業成績が上がる」といった自身の成長を実感してもらう為には、IQではなく、ワーキングメモリを鍛える事が有益であると言われています。

ワーキングメモリとは、

繰り上がり計算の様に、超短期的に物事を記憶しながら、他の事を考えるといった、情報処理の働きです。

頭の回転が速い人のイメージですね。この能力が裸足での生活で手に入るという事です。

ワーキングメモリに関しては、鍛えて伸ばす事が可能です。

ワーキングメモリを鍛える事で、学業成績がアップしたり、仕事の業績が上がるといった報告もあります。

題にある、天才(IQがかなり高い人)を努力で追い抜くのは難しいと言われていますが、より近づく為に必要なのは、マインドセットを変える、クリティカルシンキングを鍛える、ワーキングメモリを鍛えるの3つが有効であると示されています。

 

裸足に木登りを足せばさらに効果大!

同じノースフロリダ大学の研究にて、木登りで頭が良くなるという研究が出されています。

18歳〜59歳の参加者を以下の3つのグループに分け、その後、ワーキングメモリを測る認知テストを実施しました。

 ・教室で新しい情報を学ばせる

 ・ヨガをしてもらう

 ・木登りをしてもらう

結果は、

 ・木登りをしたグループは、他のグループに比べワーキングメモリが50%もアップした。

と驚くべき報告をしています。

研究チームは、

ワーキングメモリの改善は、人生の様々な面に良い影響をもたらす。固有受容性の高い活動により、短期間で成績が向上すると思わなかった。

という様に、予想を超える結果だった様ですね。

固有受容性の高いとは、 

固有感覚受容器を最大限い活用することで、位置覚、運動覚、振動覚があります。一般的には馴染みの浅い感覚かもしれません。

つまり、関節や筋肉の動きを感知し、体の向きや力の入れ方などをコントロールする感覚のことです。

木登りの様に、常に足を置く場所や、手の持つ位置、体の向きや動かし方を意識して行わないといけない活動を行うことで、ワーキングメモリが自然と鍛えられる事を示唆しています。

そういう意味では、山を走るトレイルランニングや、ボルダリングも非常に良い効果がありそうです。また、道路の縁石の細いところを歩く子供がよくいますが、あれも固有受容性の高い運動ですね。子供は無意識にやっているのだからすごい!

固有受容性の高い運動には、ストレス解消効果も認めています。木登りであれば「忙しいパパ必見!森で遊ぶと子供は健やかに成長する」で紹介した通り、森林効果も認めますが、大事なのは、マインドフルな状況におかれ易いからこそ、ストレスが解消できるということです。

ぜひ、皆様も子供さんと一緒に木登りしてみては如何でしょうか?

研究チームは、ワーキングメモリを鍛える特徴の運動を、

・状況の変化が予測しにくい

・自分の動きを意識的に変えなければいけない

とし、これにより仕事や学校でも成績を上げられる様になると報告しています。 

 

まとめ:裸足で木に登れば、超効率的にワーキングメモリを鍛えることができる!

裸足で怪我しない様にというのは前提ですが、自分の体の感覚をフルに使う遊びは、結果的に脳の機能を格段に向上させるということが示されています。特にワーキングメモリの機能は高いに越したことはありません。

「脳を鍛えるには運動するしかない」という本に書かれている様に、身体を動かすことは、ストレス対策にも脳機能の向上にも欠かせないものとなっています。もちろんワーキングメモリを鍛える目的の課題や遊びなどもありますので、外で遊ぶことが難しい場合でも、親子で一緒に取り組めますよ!

子供さんの将来の成功を願い、ワーキングメモリを鍛えてみては如何でしょうか?

 

もし、同じ様な悩みを抱える方に、この中のたった一つでもいいので、小さな習慣を変える事につながれば幸いです。

自分自身が育児と仕事の両立ができなくなりそうで、試して良かったことをまとめて作ったブログです。

この記事を読んで頂いたパパが、育児と仕事を楽しんでできる。

そんな心の余裕を作りたいと思っています。

最後まで読んでい頂いてありがとうございました。

また、次回の記事でお会いできればと思います。

私が育児で参考にした書籍など、紹介しておきます。