パパの助けになる子育て教室

『子育てを仕事のように楽しもう!』をモットーに、『今しかできな子育て』を忙しいパパ達が楽しめる方法を紹介します

子供の将来を決めるセルフコンパッションとは?

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育児に奮闘する皆さま

今日もお疲れ様です。

作業療法士として働きながら、双子育児に奮闘している双子パパのohyamakです。

 

皆様「セルフコンパッション」と聞いた事はありますか?

和訳すると「自分への思いやり」とか「自己への慈しみ」といった仏教思想から取り入れられた言葉です。クリスティン・ネフ博士の本によると「あるがままの自分を受け入れること」をセルフコンパッションと呼びます。

セルフコンパッションの高い人は、人生の困難に直面しても乗り越えていける高い能力を発揮する事が分かっています。矛盾していますが、人生の困難を乗り越えることこそ成長する要素であり、自信を身に付けていく転機になります。

我が子が、これからの人生で困難に立ち向かい成長できる様になる「セルフコンパッション」についてまとめています。

 

目次

 

セルフコンパッションとは?

クリスティン・ネフ博士が新しく提唱した定義になります。

 ・自分への優しさ:他者を思いやる様に自分自身も思いやる気持ち

 ・共通の人間性人は周囲との関わりの中で生きている感覚(時には、誰しも失敗するといった感覚)

 ・マインドフルネス:思考に目を奪われず、目の前のことに意識を向けられる能力

この3つのポイントを重要視しているものです。

 

自尊心とセルフコンパッションは別物

自分を受け入れる=自信を持つという風に捉えられる事もありますが、そうではありません。

自分自身に自信があり、行動的な人を「自尊心が高い」と表現されますが、自尊心が高すぎると他者に厳しくなりすぎたり、相手の気持ちに気づかなくなったりする弊害も報告されています。よく「自分に自信を持ってチャレンジしなさい」と言われますし、私自身も昔、言った事もあった様な気がしますが、ロイ・バウマイスター博士の論文では、自信(自尊心)は有無は能力の高さや成功とは関係がなかったと言われています()昔の自分に反省です。

セルフコンパッションは「あるがままの自分を受け入れ、友人を励ます様に自分に問いかけてあげる事」こそが重要な要素です。

 

セルフコンパッションが低いと「うつ」になる

上記にあげた3つの要素を悪い方に考えると確実に心を病んでしまう事が分かると思います。

・目の前の課題が分からず、解決困難な問題に思考を奪われる(マインドフルネスの低下)

・自分だけが物事が上手くいっていないと感じる(共通の人間性の低下)

・もっと頑張らないといけないんだ(自分への優しさの低下=厳しさ)

日本人特有の美学かもしれませんが、「謙虚であれ」「人には優しく、自分に厳しく」は将来、我が子を苦しめる考え方につながってしまいそうですね。

 

セルフコンパッションを育む子育て法

かといって子供自身が自分でセルフコンパッションを鍛える事は難しいですよね。

そうなると親の接し方が重要になってくるという事です。親が意識するだけで、自分も子供もセルフコンパッションが高まるので一石二鳥ですよね。方法はいくつか紹介されているのですが、一番簡単そうな「頭の中でもう一人を作り出す」という方法を応用してみようと思います。

ポイントは、

 ・嫌な気分を明確にする

 ・ネガティブな思考や行動を否定しない

 ・「こういう、いい事もあったよね」と良い行動をとった時の事を伝える。(過去と比較して、今の行動を否定してはいけません。失敗の経験は成長の糧になると言った声かけをしてあげます。)

 ・よりポジティブな代案を思いつく様に誘導してみましょう。

子供自身には、すぐには身に付かないし、上手く出来ないかもしれませんが、この「失敗=経験値」や「失敗は課題を見つける事」と失敗から学びを得て、行動を変える「マインドセット」を習慣的に身につけれる様になる事が、何より重要な要素です。その経験を重ねることで、「セルフコンパッション」は身についていきます。過去の「失敗や挫折に負けない子供になる為の成長マインドセット」にまとめていますので、参考にして頂ければと思います。

パパやママ自身で行う場合は、自分の中に優しいイメージのキャラを作ってしまいましょう!映画やアニメのキャラクターなど常に自分に優しく声をかけてくれるイメージを作る練習をすると効果的です。

 

まとめ:失敗から学ぶマインドセットを身につける事こそ、セルフコンパッションを育む事ができる

子育てをしていると、どうしても悪い行動を怒りたくなってしまいますが、「子供を成長させるために怒る」のであれば、「失敗から行動を帰ることを学ぶ」ということを意識して、子供に接する必要がありますよね。これは、私自身も課題です。自分のストレスや睡眠状況、栄養状態でメンタルは簡単に左右されますから、たくさん失敗しています。でも、それで良いと思っています。「怒りすぎたこと」「なんで怒ったのか」をきちんと伝えて、パパ自身が謝る事を見せれば、子供は真似して身につけてくれるからです。こうやって、パパ自身が成長していく事が子供の「セルフコンパッション」を育むことにつながると思っています。

 

もし、同じ様な悩みを抱える方に、この中のたった一つでもいいので、小さな習慣を変える事につながれば幸いです。

自分自身が育児と仕事の両立ができなくなりそうで、試して良かったことをまとめて作ったブログです。

この記事を読んで頂いたパパが、育児と仕事を楽しんでできる。

そんな心の余裕を作りたいと思っています。

最後まで読んでい頂いてありがとうございました。

私が育児で参考にした書籍など、紹介しておきます。

 

↑和訳の言い回しがちょっと理解しにくく、内容が入ってきにく感じがありましたが、理解すれば「なるほど」と言った感じでした。