パパの助けになる子育て教室

『子育てを仕事のように楽しもう!』をモットーに、『今しかできな子育て』を忙しいパパ達が楽しめる方法を紹介します

姿勢に気をつけるだけで怒りをコントロールできる

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育児に奮闘する皆さま

今日もお疲れ様です。

作業療法士として働きながら、双子育児に奮闘している双子パパのohyamakです。

 

前回「子供を怒らなくなるための「リアプレイザル」 - パパの助けになる子育て教室」で紹介しましたが、脳を使うのは難しいことも多いですよね。

ママ達には、「育児に家事に忙しいのに、そんな余裕はない!」と言われそうだと思っています。

じゃあ、イライラした時に体を動かして解消できるんじゃないか?

もしくは、予めイライラするストレスを高めないための体の動かし方があるのではないか?

といった事前対策が打てるかもという紹介です。

 

目次 

 

怒りスイッチが入ると頭を使う余裕はない

とはいえ、一度怒りスイッチが入ると冷静に頭を使うのは難しいものです。上記で述べたように脳のリソース(=他のことに使える余裕)が無いからです。

ブッタの言葉をベースにした「象と象使い」の喩えで感情と理性を表したものがとても分かりやすいのですが、感情の象が暴れると、理性の象使いではコントロールできないといった感じです。

では、視点を変えて脳では無い部分から介入しては、どうだろうか?というのが今日の本題です。

 

ストレスは想像するだけで副腎の活動は増加する。

副腎疲労」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?

アメリカ医学会では「副腎疲労=万病の元」という言われ方をする様に「副腎」は健康に与える影響が大きい部分だと言われています。

「副腎」は、腎臓の少し上くらいにある臓器で、アドレナリンコルチゾールの様な大切なホルモンを分泌しています。

 

脳と副腎をつなぐH P A軸の異常が起こる

ストレスを感じる出来事があった。

  1. 視床下部:ストレスを感知
  2. 脳下垂体:副腎皮質刺激ホルモンを分泌
  3. 副腎:コルチゾール(抗ストレスホルモン)を分泌

この様な経路をH P A軸(ストレス内分泌反応)と言われます。

この解決できなかったストレスが強すぎたり、繰り返されすぎると「副腎」が常に活動し続けることとなり、「副腎疲労」を起こして、コルチゾールの分泌量を減らしてしまいます。

つまり、ストレスを感じても緩和してくれるホルモンが分泌されず、ストレスへの対処ができなくなってしまいます。

 

ストレス対策は、小さいことからコツコツと

ストレスは、まとめて減らすなんてできないですよね。可能な限り小さく、解決可能なものから取り組む事が大切です。日常的にストレス対策できる手法を数個準備しておく事が大切です。過去に「ストレス対策食事」「子供のストレス食事」で書いた様に食事で簡単に解決できることもありますので、良ければ参考にして頂ければと思います。

 

 

副腎を刺激できる運動はバランストレーニングだった。

過度なストレスを受けてから、急激に「副腎」が活動すると「副腎疲労」を起こします。しかし、小さいストレスに適度に副腎の活動を行い、小さいストレスを解消できれば、イライラを繰り返さず、穏やかに過ごせるのではないかということです。

では、「副腎」とつながる運動は何かというと姿勢を制御するバランストレーニンが有効だと示されています。ここでいうバランストレーニングとは、

  • 姿勢を正す
  • 体幹を鍛える
  • ヨガをする

など、高強度では無いが意識しないと続けれない運動ですね。これがとても有効だそうです。姿勢制御を司る部位と視床下部は近接しているので、確かに可能性が高そうですね。また、姿勢と自律神経も関連があると言われているので、姿勢制御がストレスと関係していることも考えれますね。

 

子育て中の姿勢に気をつければストレスが減らせる

体幹レーニングしようにも子育て中にそんな時間はありませんよね。なので、

 

背筋を伸ばした良い姿勢を保つ

 

が一番手軽で効果的な手段ではないでしょうか。

自分より小さい子供を相手にすると自ずと猫背の姿勢になってしまいます。女性は特に授乳の姿勢などがそうだと思います。

知らず知らずの内に猫背になっていて、「背伸び」の姿勢とは真逆ですよね。

「背伸びリンク」に効果をまとめています。自分の姿勢に意識するというのは、「ボディスキャン」や「ややマインドフルネス」的な取り組みになるため、それ自体のストレス解消効果もあります。

 

まとめ:日頃の姿勢を意識して、怒りをコントロールできる

日頃から姿勢を意識しておけば、怒りをコントロールするための、ストレス解消を図れる様になります。子育てだけでなく、仕事でストレスを溜めやすいパパも必見です。

そして、ストレス対策は質より量が重要です。どういった環境でも取り組める手数をたくさん持てている方が、ストレスを知覚した時に、すぐに手をうてます。そうすると、ストレスが膨れ上がる前に解消でき、その後も平常運転で望めるはずです。

 

もし、同じ様な悩みを抱える方に、この中のたった一つでもいいので、小さな習慣を変える事につながれば幸いです。

 

自分自身が育児と仕事の両立ができなくなりそうで、試して良かったことをまとめて作ったブログです。パパが育児と仕事を楽しんでできる。そんな心の余裕を作りたいと思っています。

最後まで読んでい頂いてありがとうございました。

私が育児で参考にした書籍など、紹介しておきます。