キャンプが体内リズムを整えるのに良い理由
前回のブログにキャンプが体内リズムの調整に良いと書きました。
↓こちらの記事です。
今回は、なぜ良いのかを書いていきますね。
体内リズムが整う理由
・強い自然光にあたる時間が長くなるから
・暗いと認識する時間が早くなるから
そもそも、体内リズムとは何か?
我々の時間に関するしくみをお伝えします。
体内時計
ヒトには1日周期でリズムを刻む「体内時計」が備わっており、意識しなくても昼間は体と心が覚醒状態になり、夜は休息状態に切り替わるしくみがあります。
そのため、夜暗くなると自然と眠たくなってくるのです。そして、朝日を浴びることで体内時計のリズムがリセットされるようになっています。
なぜ、リセットが必要なのか?
それは、ヒトの体内時計は平均して24時間10分だからです。この平均より長いヒトは夜更かし傾向になり、短いヒトは早寝の傾向になります。
どうやってコントロールされてるのか?
脳の視交叉上核という場所に体内時計を司る部分があります。そこに松果体から分泌されるメラトニン(睡眠ホルモン)が作用することで自然な睡眠が誘われます。
夜に分泌されたメラトニンは朝日を浴びることで止まり、目が覚めて活動状態になります。目が覚めてから14〜16時間後に再度メラトニンが分泌されるようになっています。
なので、6時に起床すると空が暗くなった20時〜22時には就寝するリズムになります。
メラトニンは1日の体のリズムである「体内時計」と自然や人口の光の両方の影響を受けてコントロールされています。
体内時計を狂わす原因は?
暗くなり就寝するリズムにある時間帯に、パソコンやタブレットなどのブルーライト、明るい部屋で過ごすことで、本来メラトニンが分泌される時間に適切に分泌されず眠気に誘われなくなります。これが夜更かしや不眠につながっていると言われています。
キャンプがよい理由
我が家のキャンプの時の時間も踏まえて説明します。
14:00 キャンプ場にチェックイン
テントやタープの設置(これがかなり疲れますね。夏は暑い)
16:00 先にお風呂に入っておく
17:00 炭を起こして夕食
21:00 就寝
05:30 起床(朝日でテント内が明るくなるので寝てられないです。)
07:00 朝食
09:00 テントなどの片付け
11:00 キャンプ場チェックアウト
このように、普段の生活とは時間がだいぶ変わります。特にテレビもないので、画面を見ている時間がかなり少なくなります。また、ランタンの明かりは部屋ほど明るくありませんので、目の疲れも少ないですね。また、自然の光を遮るものがほとんどない外なので、日に当たる時間がかなり長くなります。起床〜片付け終わりの間は日陰に入ることもありますが常に外で過ごしていることになります。
結果、先ほど説明した正常なホルモンの作用が促され、体内時計のリズムが整うようになっています。
私自身も不眠傾向な頃にキャンプで1泊したことで、寝付きの悪さや不眠が解消した経験があります。
まとめ
自然体験を通して、人口の光から離れると体内時計が整うようになります。しかし、1回のキャンプで調整できてもすぐに戻ってしまうということも研究で分かっています。日頃の過ごし方に少し工夫してみることも大切かもしれません。